第129回

住宅ローンで叶った、家族がリビングに集まる家。20代で建てました。

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静岡県にお住まいのはるちゃんさんは、住宅ローンを使って、20代で居心地のいいリビングのある家を建てました。新居では映画鑑賞や料理などを楽しみ、友人を招きホームパーティーをする機会も増えたそうです。

オーナーさんデータ
リビング1
静岡県 はるちゃんさん(仮名)
家族構成:
夫(29歳・会社員)、はるちゃんさん(29歳・会社員)、長女3歳
建設時の世帯年収:
900万円
購入した住宅:
地方ビルダー・注文住宅
延床面積と間取り:
114m2(敷地面積186.63m2)、3LDK
購入価格:
4,700万円
利用ローン:
浜松いわた信用金庫「自然災害対応型住宅ローン(雨ニモマケズ風ニモマケズ)変動金利ペアローン」
金利タイプ:
変動金利型
金利:
0.7%(2022年3月実行)
ローン借入金額:
約4,400万円
借入期間:
40年
毎月の返済額:
約10万円

以前は1LDKの賃貸アパートに暮らしていたはるちゃんさん。子どもが生まれたことがきっかけで、家を建てようと考えました。
はるちゃん
最初はもう少し広い賃貸に引っ越すことも検討しました。でも木材などの価格高騰についてニュースで知り、家づくりを先延ばししてもメリットが無さそうだと感じたんです。
それに、20代のうちにローンを組めば余裕を持った返済計画を立てられます。将来子どもが独立したときに、ライフスタイルに合わせて平屋に建て替えたり、マンションに住み替えたりすることもできると考えました。
新居では家族の時間を大切にし、のびのびと暮らしたいと考えました。
はるちゃん
幼い頃は、私も夫もリビングで家族と一緒の時間を長く過ごしていました。自分たちの家庭も同じようにしたいと思い、居心地のいいリビングづくりを最優先に考えました。
家づくりを考え始めてから、SNSで情報収集をしました。すると、素敵な機能がたくさんあり、自分たちに本当に必要なものを選ぶのが大変でした。夫婦でこだわりたい設備や色合いが異なり、どちらの意見を採用するか決まらないときもありました。
話し合った結果、それぞれがよく使う場所の選択権を持つようにしました。キッチンと1階トイレは私担当、お風呂と2階トイレは夫担当といった具合です。おかげで平和に解決することができました
外観

白と黒でコントラストを効かせた外観。
駐車場は車を4台停められる

家族が集まりやすいよう、1階のリビングダイニングはたくさんのオプションを採用しました。
はるちゃん
1日のうちで長い時間を過ごすリビングは間接照明やスピーカー付きダウンライトなど、さまざまなオプションを採用しました。一方で2階は寝室だけにして、オプションも付けずシンプルにしました。お金をかけたい部分はしっかりかけ、抑える部分は抑えてメリハリをつけたことで満足度も上がりました。
リビング2

リビングは間接照明とスピーカー付きダウンライトを採用。
映画鑑賞が楽しくなった

吹き抜け

リビングにある約1帖の吹き抜け。
直接日差しは差しこまないが、部屋が明るくなり開放的になった

白を基調にしたリビングに対し、ダイニングキッチンは黒を基調にしてかっこよくしました。ガラリと雰囲気が変わり、気に入っています。
ダイニング

ペンダントライトや折り下げ天井がお気に入りのダイニングキッチン

キッチン

キッチンは夫婦で一目惚れしたリクシルのリシェルsi

玄関にはウォークスルー型のシューズクローク(靴を履いたまま出入りができる大きな収納スペースのこと)を作りました。シューズクロークはキッチンにつながっています。帰宅後、買い物した荷物をさっとキッチンに置けて便利です。
シューズクローク

玄関から直接キッチンに行ける間取り。
玄関には大好きなディズニーグッズや香水を飾っている

玄関

軒天と玄関ドアは木目調に。
外壁はスタイリッシュにして、部分的に木目にしたことで温かみも感じられる

洗面台

スキンケアが趣味のはるちゃんさんがこだわった洗面台。
1650幅のドレッサーとしても使えるものにした

休みの日は新居で過ごすことが多くなったと言います。食事作りも楽しみになりました。
はるちゃん
賃貸住宅に住んでいた頃は家が狭く、休日は外出することが多かったです。新居は居心地がいいので、おうち時間を楽しんでいます。広いキッチンでは子どもとお菓子作りをする機会が増えました。料理もこれまで作ったことのないメニューに挑戦しています。
子どもとも、家のなかでかくれんぼをしたり、ジャングルジムで遊んだりしています。足音などを気にする必要がないのでのびのびと過ごせるのが最高です。これまでは家に友人を招くのが好きではありませんでしたが、今はたくさん呼び、ホームパーティーをすることが増えました。
ローン借入金額は約4,400万円。「浜松いわた信用金庫 自然災害対応型住宅ローン『雨ニモマケズ風ニモマケズ』」を選びました。
はるちゃん
水災や地震などに罹災した際、一定期間返済を免除される「自然災害時返済一部免除特約」が住宅ローン金利に上乗せ無しで付くことが魅力でした。他に、ハウスメーカー提携先の金融機関も検討しましたが、「自然災害時返済一部免除特約」のプランは金利が上乗せされていました。トータルで金利が低いほうを選びました。
結びに、はるちゃんさんのように、理想通りの家を建てたい人へのメッセージを伺いました。
はるちゃん
20代で家を建てるのは「まだ早いのではないか」と迷う場合もあるかもしれません。でも、若いからこそ、住宅ローンの借入期間を長期に設定し月々の返済額を低く抑えられるメリットもあると思います。
情報収集はSNSだけでなく、ショールームめぐりやサンプル請求、ときには完成見学会に参加してみるなど、実物を見るようにしてみました。どんなものなのかわかりやすく、具体的なイメージがわきやすかったです。悩むことがあったら、打ち合わせのときに担当者に相談するのも、的確なアドバイスがもらえて参考になりました。
注文住宅で家を建てるのは、時間と労力がかかります。でもその分満足感が大きいです。妥協せずじっくり考え、素敵な家を建ててください。
ライターからのコメント。

自然とみんなが集まりたくなるリビングですね。1階にこだわった分、2階はシンプルにしたのも自分たちがどんな家に住みたいかが明確になっていたからこその選択だと思います。
近年は自然災害も多いので、「自然災害時返済一部免除特約」がついた住宅ローンを選択すれば安心感が得られるでしょう。とはいえ、はるちゃんさんの言うとおり、住宅ローンによっては金利が上乗せされる場合もあります。複数の金融機関を調べ、自分たちに合ったプランを選ぶといいでしょう。

※今回ご協力いただいたはるちゃんさんのブログ「26歳ではじまった家作り〜2022・3月完成〜」のURLは https://ameblo.jp/haruchi7120/

ライター紹介

齋田 多恵 の写真

齋田 多恵 (さいだ たえ)

東京生まれ。成蹊大学文学部日本文学科卒業。
法律事務所で社会人生活をスタートした後、女性向けエンタメ系サイトのライター兼ディレクター、モバイルゲームの運営、女性向けモバイルゲームのシナリオディレクター、シナリオライターを経験。
妊娠、出産を機に2016年からフリーライターとして活動開始。

企画/カデナクリエイト、編集/イー・ローン