第9回
「習い事への出費はいくらまでならOK? 今、注目の大人の習い事に迫る」
仕事をするにも、趣味を極めるにも、まずは語学?
『大人の家庭教師』『大人の音楽レッスン』など、最近は、おとなを対象にした「習い事」の場が増えています。どんな習い事が人気なのでしょうか。
毎回、どの考えが多数派かを競い合う「マネーこだわりバトル十番勝負」。
今回は、「習い事への出費はいくらまで出せるか。」というテーマで、アンケートを取りました。回答者は18歳から53歳までの男女121人です。
まずは、何を習いたいのか聞いてみました。「スポーツ」「音楽」「美術」「語学」「料理」。果たして、多数派を占めるのは、どのジャンルでしょうか。結果はこちら。
1. 語学:28%
2. 音楽:22.5%
3. スポーツ:21.5%
4. 料理:20%
5. 美術:3%
6. その他:5%
「語学」が一番多い結果になりました。そして、音楽、スポーツ、料理が僅差で後を追っています。
まず、1位に輝いた「語学」から、習いたい理由を見てみましょう。
最も多かった理由は、仕事に活かすため。
- 「転職に有利だから、中国語・韓国語・英語の三カ国語を習いたい」(41歳/男性/派遣)。
- 「アジアからのお客様が増えているので、英語に加えて、中国語にも磨きをかけたい」(33歳/男性/管理職)。
その他には、
- 「セリエAのインテルが好きだから、イタリア語を習いたい」(30歳/男性/会社員)
- 「字幕なしで映画を観たいから、ちゃんと英語を勉強したい」(43歳/男性/会社員)
グローバル化が進む現代、仕事をするにしても趣味を楽しむにしても、語学は欠かせない。そう考えている人が多いことが、1位という結果から伺い知れます。
次いで人気があった音楽は、男女で好みが分かれました。女性はボイストレーニングが人気で、男性は
- 「弾き語りをしたいからギターを習いたい」(40歳/男性/会社員)
- 「ギターで好きな曲をコピーしたい」(20歳/男性/学生)
- 「パソコンを使って曲を作るDTM(デスクトップミュージック)を勉強したい」(23歳/女性/会社員)
3位のスポーツは、
- 「バレエでしなやかな筋肉をつけて、綺麗なラインになりたい」(23歳/女性/会社員)
- 「高校以来、遠のいていた野球を再び始めたい」(41歳/男性/会社員)
- 「護身術のために空手を始めたい」(51歳/男性/会社員)
4位の「料理」を選んだ人は、男女半々。女性は、「ワンパターンから脱出したいから」「子供の誕生会のために」「家族においしいものを食べさせたいが料理が下手」「花嫁修業」といった、誰かのために料理を学びたいという理由が中心でした。それに対して男性は、「料理ができる男になりたいから!」「自分の店を出したいから」といったワンランク上の自分を目指す人が多数派でした。
習い事への出費はいくらまでならOK?
それでは、もし、習い事の費用が自己負担だったらどうでしょうか。結果は「それでもイエス」が多数派。7割の人が「有料でも習い事をしたい」と答えました。
毎月出費できる金額は、0円(30%)、1万円まで(53.2%)、2万円まで(10.5%)、3万円以上(6.3%)、となりました。
また有料でも習い事をしたいと答えた方のうち、54%は、習い事をするための資金計画も立てていました。「資金は確保済み」(30%)、「一部ローンを使う予定」(7%)「今年中に貯まる予定」(17%)といった具合です。
反面、気になるのは、自己負担でも習いたいと答えた人の46%が、資金繰りの目途がたたず、「当面は無理」とあきらめていることです。
習い事は、早く始めれば始めるほど、身に付くのも早くなるかもしれません。一度そのスキルを身につければ一生使える効率的な投資と言いかえることもできます。最近では、利用しやすい各種ローンも揃っています。すぐにダメだとあきらめずに、さまざまな可能性を検討してみてはいかがでしょうか?
あなたも、このシーズンに「新しい自分」「なりたかった自分」になるための第一歩、習い事を始めてみませんか?
マネーこだわりバトル 十番勝負 第九回
習い事への出費はいくらまでならOK?
今回の勝負、有料でも月1万円までで習い事をしたい!に軍配。
※企画構成/カデナクリエイト、編集/イー・ローン
調査概要:インターネットによる調査で、回答者は18歳から53歳までの男女121人。調査期間は2013年3月11日から4月2日まで