第6回
「『予算5万円で10泊11日』と『予算100万円で2泊3日』。どちらかの海外旅行をプレゼントされるとしたら、どちらを選びますか?」
お金を選ぶか、時間を選ぶか…。あなたなら?
時は金なりといいますが、実際には「時>金」だと考える人もいれば、「時<金」と考える人もいますよね。ということで、今回は海外旅行のプレゼントを例に、2つのプランを選べるとしたら、予算5万円で10泊11日(時間)と予算100万円で2泊3日(お金)のどちらがいいのかを聞いてみました(※渡航費は含まず)。果たして結果は?
圧倒的とはいえないまでも、お金派「予算100万円で2泊3日」の勝利となりました。やはり、時間よりお金という意見が多数派のようです。ただ、わずか予算5万円の旅ながら10泊11日を選ぶ人が全体の3割というのは、意外と多いといえるかもしれません。
それでは、皆さん、どんな海外旅行がしたいのでしょうか。
まず、「予算100万円で2泊3日」派から。
- 「スペイン・マドリッドのサンティアゴ・ベルナベウ・スタジアムのVIP席で、レアル・マドリード vs FCバルセロナのサッカー観戦。ホテルはリッツで、送迎がリムジンなら最高!」(38歳/男性/医療)
- 「ラスベガスのカジノで、10万円ずつルーレットの一点賭けをしたい」(38歳/男性/IT)
- 「クイーン・エリザベス2世号や飛鳥のような豪華客船のスウィートルームに泊まります」(40歳/女性/飲食)
- 「バリ島のアマンリゾートやフォーシーズンズなどの高級リゾートホテルのスウィートルームに宿泊してエステ&グルメ三昧」(46歳/女性/化粧品)
- 「世界遺産のマチュピチュをヘリで上空から観光したい」(25歳/女性/アパレル)
一方、「予算5万円で10泊11日」派はどうでしょうか。
- 「インドでホームステイしながら瞑想&ヨガを楽しみます。お金が続く限りカレーの食べ歩きもしたいな」(41歳/男性/カメラマン)
- 「アメリカのヨセミテでキャンプしながらのんびり自然を満喫」(42歳/男性/メーカー)
- 「プーケットでもハワイでも、どこでもいいけど、リゾートの安宿に泊まって、寝たいときに寝て、起きたい時に起きて、食べたい時に食べて、遊びたいときに遊ぶ」(39歳/男性/機械)
- 「鉄道で中国を縦断する旅をする。宿は、車内で知り合った人の家に泊めてもらう」(40歳/男性/化学)。
皆さんだったら、どちらのプランを選び、どんな内容にしますか?
9割が「安全」「安心」を意識
ところで、今回アンケートに回答した9割以上の人が、「安全」「安心」に関することには、出費は惜しまないと答えていました。その背景には、過去のいろいろな失敗があることも。たとえば…。
- 「学生のときに、アメリカで歯を抜いたら20万円近く請求された。しかも、保険に入ってなかった。帰国後、親にこっぴどく怒られた」(35歳/男性/IT)
- 「セントルイスでレンタカーを借りた時、車両保険をケチった。そういう時に限って当て逃げされて、自腹で弁償した」(38歳/男性/製薬)
- 「インドネシアでの両替の時。ルピア(当時1円=104ルピア)の紙幣の数があまりに多く数え切れなかったが、あとで調べたらたっぷりぼられていた」(41歳/女性/自営)。
このようなトラブルは、クレジットカードを使いこなすことによって防げる可能性があります。たとえば、医療保険がついているクレジットカードにすれば、海外での治療費はカバーされます。また、レンタカーを借りる時でも、多くの場合、交通事故の治療費の大半がカバーされるので、車両保険など一部の保険の加入だけですみます。また、クレジットカード中心に使えば、両替しすぎた、両替でぼられたといった事故も防げます。携行品の盗難、破損などを補償してくれるクレジットカードもあります。
旅行に行く前には、自分の持っているクレジットカードがどのようなトラブルに対して補償してくれるのか、そのときの補償限度額は? など事前に把握しておきましょう。また、何の手続きも必要なく補償がついてくる「自動付帯」なのか、交通費など海外旅行の一部代金をカードで支払うことで補償が受けられるようになる「利用付帯」なのかもチェックを。
海外旅行プランにあったクレジットカードを持つことを検討したいものですね。
マネーこだわりバトル 十番勝負 第六番
今回の勝負、「予算100万円で2泊3日」派に軍配。
※企画構成/カデナクリエイト、編集/イー・ローン
調査概要:インターネットによる調査で、30歳から56歳の男女33人が回答。調査期間は2013年2月1日から7日間