第3回
「2013年、あなたはお金を「貯める年」にしますか?「使う年」にしますか?」
将来が不安=貯める、とは限らない
長い景気低迷のスパイラルから今年も抜けだせなかった2012年。
将来の不安などから、お金を使うのをガマンしていた人も多いでしょう。
もっとも、2013年は、2014年の消費税増税を見据えると、今のうちに消費をした方が良いかもしれません。また、いい加減、ガマンするのにうんざりしている人もいるでしょう。
2013年、あなたは、お金を使うか貯めるか、どうするつもりですか?
参考までに、20~55歳の男女30人に同じ質問をぶつけてみました。その結果が、こちら。
「貯める年にする」という人が多数派でした。やはり、というべき結果でしょうか。
理由をたずねると、
- 「自営業をしているのでいざというときの蓄え」(40歳/男性/自営業)
- 「給料が下がる一方。堅実に貯めていかないと先行き不安」(35歳/女性/広告)
- 「そろそろ老後に備え貯金します」(36歳/女性/会計)
ただ、「お金を使う年にする」派も43%。予想以上に多いと感じる人もいるでしょう。その理由はさまざま。
- 「古い電化製品を増税前に買い換えておきたい」(38歳/女性/スポーツ)
- 「2012年は仕事が忙し過ぎて浪費できなかったから、パーッと散財したい。生活費は旦那の給料があるから、私の給料全部を充てたい」(35歳/女性/教育)
- 「子供が生まれたら、自分の洋服や趣味にお金を使えなくなるので、今のうちに欲しいものは買うつもり」(30歳/男性/印刷)
- 「『レストランを食べあるき、メニューを研究』『生産地を回って新たな食材を発掘』など、自己投資を積極的にするつもり。自己投資は将来的に最も有効な投資手段であり、むしろそれをしない方が不安」(39歳/女性/飲食)
お金に関する後悔は、「貯めておけば良かった」だけにあらず。「ケチらずに、自己投資をしておけば良かった」「あの時、もっと遊んでおけば良かった」という後悔の形もあります。貯めるにしても使うにしても、「何をしたら自分が後悔しないか」を考えておきたいものです。
専門家にお金を払って、お金の計画を立てている人も
お金の使い方で後悔しないためには、お金をどのように使うか、計画を立てることも大切です。ただ、お金に関する計画を立てているかどうか、アンケートをとると、
回答者の7割以上が、計画を立てていませんでした。「貯めようとは思っているけど、無計画」という人が多いことが伺えます。一方、計画を立てている人は
- 「買いたい家の予想金額、借入可能な住宅ローン金額を試算して、貯めるべき自己資金を毎月貯蓄口座に移す。さらに、今後支払いにあてるための預金と、使えるお金を別々の口座に分けて管理しています」(38歳/女性/主婦)
- 「ファイナンシャルプランナーの先生に頼んで、定年後の生活も考慮したライフプランシミュレーションを作成してもらい、『見える化』しています」(37歳/男性/住宅)
しっかりと計画を立てれば、将来必要なお金がはっきりと分かり、年間の目標貯金額やローンの借り入れ時期なども見えてきます。そうすれば、後悔のないお金の使い方ができるようになるでしょう。
一年の計は元旦にあり。2013年を有意義な年にするために、お金を使うための計画を立ててみてはいかがですか?
マネーこだわりバトル 十番勝負 第三番
今回の勝負、「2013年は貯める年」に軍配!
※企画構成/カデナクリエイト、編集/イー・ローン
調査概要:インターネットによる調査で、20~55歳の男女30人が回答。調査期間は2012年11月5日から7日。