第10回
「もし家を買うとしたら、あなたは一軒家とマンションのどちら?」
理想を言えば、やっぱり一軒家?
充実した共用施設が魅力的な都会のタワー型マンション、住宅地の気品ある低層マンション、住む人の個性を思い切り発揮できる一軒家……。マンションも一軒家も、ますます快適に、また地域の特性に合わせておしゃれに進化しています。
現在は、マンションと一軒家のどちらが人気が高いのでしょうか。ということで、今回のアンケートでは「もし家を買うとしたら、あなたは一軒家とマンションのどちら?」を聞いてみました。結果はこちら。
「一軒家」が「マンション」に大きく差をつける結果となりました。
それでは、理由を見てみましょう。まずは、一軒家派から。
- 「自由設計を楽しみたいから」(男性/27歳/アルバイト)
- 「DIY(自らの手で生活空間を造る)を楽しみたい」(男性/28歳/会社員)
- 「建て替えが自由だから」(男性/37歳/会社員)
自由度の高さは、一軒家ならではの魅力ですね。
- 「家庭菜園を楽しみたいから」(女性/45歳/主婦)
- 「庭がほしい」(男性/30歳/会社員)
庭を持てることもまた、一軒家の魅力です。
- 「隣や階下の部屋に音が漏れることを気にしないでゆったりと生活ができるから」(25歳/男性/会社員)
と、性別、年齢を問わず「騒音問題」の解決を一軒家に求める人も目立ちました。集合住宅で周辺に気遣いながら生活している様子が伺えます。
それに対してマンション派は、どんな魅力をあげているのでしょうか。
- 「セキュリティがしっかりしていて安心」(男性/36歳/会社員)
- 「管理されたゴミ捨て場があるので、いつでもゴミを出せて便利だから」(女性/32歳/会社員)
- 「長期的な修繕計画などを組んでくれるので維持管理が楽」(男性/40歳/会社員)
- 「雪かきをしなくて済むから」(男性/53歳/会社員)
集合住宅ならではの管理面の充実を魅力としてあげる人が多くいました。
- 「眺めがいいから(高層マンションの上層階前提です)」(男性/51歳/会社員)
と、マンションならではの楽しさをあげる人もいました。
家を買う時に最もこだわるポイントとは?
次に、マンション、一軒家に関わらず、家を買うときにはどこに一番こだわるかも聞いてみました。すると、次のような結果となりました。
1. 立地:39%
2. 面積/間取り:24%
3. 購入資金の準備(ローン/貯金):17%
4. 耐震性:11%
5. 設備:9%
家を買う時には、将来売却する時のことも考えておくことが大切です。「故郷に戻る」「子供が独立した」「高齢者用マンションに移る」「二世帯住宅に買い替える」など売却の可能性は十分にあるからです。10年住んでも、購入時の価格から大きく価値が変動しない家もあれば、買った価格の半額でも売れないような家もあります。どうせなら、値上がりする家を買いたいものです。
家の価格を大きく左右するのは立地。アンケートのこだわりポイントで1位が立地という結果になったのは頷けます。
最後に、仮に家を購入するとした場合の予算を聞いてみると、次のような結果になりました。
1. 2,000万円以下:33%
2. 3,000万円以下:38%
3. 4,000万円以下:15%
4. それ以上:14%
3,000万円以下に抑えたいと考えている人が多いようです。
住宅購入費用を抑える鍵は、住宅ローン。上手に借りて上手に返せば、当初の想定よりも支払い額が少なくて済むこともあります。良い物件に出会ったら、ローンとの付き合い方も考え始めたいものですね。
マネーこだわりバトル 十番勝負 第十回
もし家を買うとしたら、あなたは一軒家とマンションのどちら?
今回の勝負、「一軒家」に軍配。
※企画構成/カデナクリエイト、編集/イー・ローン
調査概要:インターネットによる調査で、回答者は18歳から66歳までの男女297人。調査期間は2013年4月3日から5月2日
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