第26回

住宅ローンで叶った念願の英国住宅。住み心地は100点満点です。

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絵本の世界に出てくるような英国住宅に憧れ続けたぽこたさん。熱意と工夫の甲斐あって、イメージ通りの家づくりを実現することができました。

オーナーさんデータ
東京都 ぽこたさん(仮名)ご一家
家族構成:
夫(28歳・会社員)、妻・ぽこたさん(30歳・主婦)、子一人
世帯年収:
600~800万円
購入した物件:
新築戸建・3LDK
延床面積:
約30坪
購入価格:
2,000万円台中盤
自己資金:
300万円
利用ローン:
優良住宅ローン「【フラット35】S」
金利タイプ:
固定金利型
金利:
当初5年間1.440%、6年目以降1.740%(2014年3月実行)
ローン借入金額:
2,000万円台前半
借入期間:
35年
毎月の返済金額:
6~7万円

まるで絵本の中から飛び出してきたような英国住宅に住むことがぽこたさんの夢でした。
ぽこた
大きな階段、開放感ある吹き抜けのリビング、シャンデリアやかわいい照明…。小さな頃によく読んだイギリスの絵本や物語に出てくるような英国住宅にずっと憧れていました。そんな折、夫の実家の隣に家を建てることになり、長年の夢を叶えるチャンスがやって来ました。
とはいえ、私は海外に住んでいた経験もあるのですが、お風呂や台所などの機能面は日本の住宅のほうがずっと快適です。そこで、西洋のデザインと日本の機能をうまく融合させて、家を建てることにしました。
間取りから照明の位置、壁や窓枠の色など細部まで何度も検討。ビルダーさんとも毎日打合せを行いました。
ぽこた
憧れが強かっただけにこだわりもあったので、希望をどう具現化すればいいのか、かなり悩みました。壁紙と床の色合いを見るために組み合わせた画像を自分で作ってみたり、照明の配置を間取り図に入れてみたり。施工は輸入住宅専門のビルダーさんに依頼したのですが、「ここまでする人はいませんよ」と言われるほどでした(笑)。
しかし、ビルダーさんも私の熱意に応えてくれ、細かいお願いにも対応してくれました。壁は実際に何色も試し塗りをしてくれましたし、取り付けた部品がイメージと違ったので取り外してもらったこともありました。毎日現場で打合せがあり大変ではありましたが、信頼関係もでき、安心して施工を任せられました。

開放感ある吹き抜けのリビングと2階をつなぐ赤い絨毯が敷かれた貴族のお屋敷のような大階段は、家のメイン的な存在。段差を低くするなど、安全性も考慮されている。

マントルピースの上に鏡、左右に照明というのは英国住宅の代表的な様式。暖炉を囲む造りが一般的だが、生活に合わせてテレビを配置した。

また、照明や洗面台など多くのアイテムを自らネットで探して購入。海外からの取り寄せも行いました。
ぽこた
施主支給(自分で購入したものを取り付けてもらうこと)はかなり積極的に行いました。何といっても安く購入できるのが魅力です。資材会社のセールやアウトレット品を見に行ったり、ネットショップを隅々までチェックしたりしました。
また、ビルダーさんが扱っていない商品を探せるメリットも。洗面台などは海外の商品を輸入したのですが、日本には無いデザインのアイテムが揃えられました。

海外のホテルのような洗面台や蛇口は海外から輸入。合計5万円以下という驚きの安さ。

ネイビーの個性的なキッチンタイルも半額以下の価格で購入。

水中にいるような雰囲気のある照明は金属部分とガラス部分を別々に購入し、組み合わせた。

ローン借入金額は2,000万円前半。優良住宅ローンの【フラット35】Sを選びました。
ぽこた
固定金利ながら金利が低いことが決め手でした。変動金利も魅力ですが、ずっと支払う金額が変わらないのは安心感がありますね。
また、【フラット35】Sは住宅が一定の条件を満たしていれば、最初の5年間は金利が優遇される制度です。我が家は、階段の段差やトイレの間口、手すりの取り付けといったバリアフリー性でクリアしたのですが、条件に満たすように作ったわけではなく、将来のケガや高齢になったときに備えて設計していたためです。住みやすい家づくりというのは、ローンの面でも大切なのだなと思いました。
最後に、住宅の購入を検討している人へのメッセージをお聞きしました。
ぽこた
長年の夢を実現するために、かなり時間をかけ、こだわってやっと完成しました。正直もっと取り入れたいことはたくさんありましたが、上を求めていけばキリがありません。私たちの場合、土地代はかからなかったので、もっと借入額を増やして建物にお金をかけることもできましたが、それよりは月々の返済額を低くすることを優先しました。万が一、夫に何かがあっても妻の私が働いて払える金額におさえておきたかったのです。自分のおかれている状況の中では、最高の家ができたと思います。実際に住んでみての点数は、もちろん100点満点です!
ライターからのコメント。

【フラット35】Sは、省エネルギー性や耐震性に優れた住宅に限り、一定期間金利が低くなる住宅ローン。現在は金利引き下げ幅が通常の0.3%から0.6%にまで拡大されており、固定金利ながら10年間にわたり金利が1%を切るケースもあります。加えて、施主支給などさまざまなアイデアでやりくりすれば、金利の変動リスクを抑えながら、ローン借入額を最低限にとどめることができるでしょう。

※取材にご協力いただいたぽこたさんのブログ「~素敵な我が家に会えるまで~レンガの英国風住宅♪」(http://ameblo.jp/myhome0000/)

文/大浦綾子、企画/カデナクリエイト、編集/イー・ローン