第169回
『使い道限定』だから有利なローン
- 近々結婚の予定です。貯めてきた結婚資金だけでは足りそうにないので、ローンを利用したいのですが、どんなローンがありますか。(福岡県 Y・K)
- 結婚費用のどの部分をローンでまかなうかで、使えるローンが違ってきます。
使い道が限定されると金利は低め
結婚費用に使えるローンは、イー・ローンのブライダルローンコーナー 索することができます。
これらのローンは、使い道が限定される「目的別ローン」と、使い道が自由な「フリーローン」に大きく分けられます。目的別ローンは、使い道を証明する書類が必要であったり、審査に時間がかかったりしますが、一般に、フリーローンよりも金利が低めに設定されているのが特徴です。
たとえば、日立キャピタルの「日立パーソナルローンWebブライダル」 は、固定金利で4.8%の低金利ですが、資金使途は、ブライダル費用に限られます。また、ブライダル費用が確認できる、見積書等の写しも必要になります。
借入目的を具体的に考えて
したがって、結婚資金の一部をローンでまかなうなら、具体的な利用目的をはっきりさせておく必要があります。結婚費用は、結婚式や披露宴、新婚旅行の費用だけではありませんよね。結納や婚約指輪、二人の新生活のための新居費用(敷金・礼金、家賃等)、引越し費用、家具・家電等の購入費用など、次々にまとまった額の出費があります。金利負担が抑えられるブライダルローンを利用して披露宴の費用等をまかない、新居費用や引越し費用などは貯蓄を当てる…等、資金のやりくりを考えてみましょう。借り入れを急ぐ場合やいわゆるブライダルローンでは借入できない費用ならば、低金利のフリーローンを検索してみましょう。
金利や返済方法もチェック
目的に応じてローンをピックアップしたら、金利体系(変動・固定)や返済方法にも注目しましょう。今後の金利上昇を考えると固定金利のほうが安心ですが、借入額が多くなくご祝儀等での一括返済が見込めるなら、変動金利の商品でもよいでしょう。ボーナス返済が可能か、繰上返済はできるのか、手数料はかかるのかなどもチェックしておきましょう。
新生活のスタートに、重いローン負担は避けたいものです。できれば、借入はご祝儀等で一括返済できる金額におさえ、それが無理であっても、できるだけ早く返済を終えられるよう、返済方法などもあらかじめ考えてローンを選びましょう。