第80回

住宅ローンで叶った「旅館」のような家。庭にもこだわりました。

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岡山県にお住まいのhiraya2015さんは、住宅ローンを使って、旅館のような雰囲気を楽しめる平屋の家を建てました。家はもちろんのこと、庭づくりにも力を入れ、大きな窓からの眺めを楽しんでいます。

オーナーさんデータ
岡山県 hiraya2015さん(ハンドルネーム)ご一家
家族構成:
hiraya2015さん(46歳・会社員)、妻(42歳・ピアノ教師)、娘(7歳)
建設時の世帯年収:
400~500万円
住宅の間取り:
3LDK
面積:
土地429m2、延床88m2
購入価格 :
2,000万円(建物のみ)
利用ローン:
岡山西農協「住宅ローンセンターオープンキャンペーン金利」
金利タイプ:
固定変動選択型
金利:
最初の3年間は0.75%、4年以降~10年目まで1.4%(2014年7月実行)
ローン借入金額 :
1,750万円
借入期間:
35年
毎月の返済額:
最初の3年間は4.7万円、4年以降~10年目まで5.2万円

結婚して5年ほどは奥様のご実家に住んでいたhiraya2015さん。時間が経つにつれ、この家の裏庭に家を建てたいと思うようになったそうです。
hiraya2015
裏庭は130坪ほどあり、家を建てるのに十分な広さがありました。週末には家族でバーベキューなどをして過ごしているうちに、この場所に庭付きの家を建てたいと思うようになりました。
家を建てるにあたりこだわったのは、「旅館のような空間」。そして、暮らしやすさを考え、平屋建てにしたいと考えました。
旅行好きな私たち夫婦は、和の雰囲気を楽しめる旅館でくつろぐのが大好きでした。そのため「旅館のような空間」で暮らしたいというのが希望でした。
また、妻の実家はとても広いのですが、暮らしていくうちに「使わない部屋がもったいない」、「2階までの掃除や移動が面倒」など、デメリットも目に付くように。そこで、1階ですべてが完結する平屋を建てようと考えました。
建築士さんに依頼した家は、ほっと落ち着く旅館のような雰囲気。hiraya2015さんのこだわりがふんだんに取り入れられています。
hiraya2015
旅館らしさを出すため、さまざまなところにこだわりを取り入れました。まずこだわったのが床材と障子です。
床材は木の質感を楽しめる無垢材に。なかでも旅館のような落ち着いた雰囲気を出せるように、重厚感のあるナラ材を選びました。
リビングダイニングの床は、木目が美しいナラ材

リビングダイニングの床は、木目が美しいナラ材

和の雰囲気を楽しみたかったので、和室だけでなく、リビングダイニングにも障子を取り入れています。障子越しの光は柔らかく、とても癒されます。
特注の大きな造作窓に合わせた障子

特注の大きな造作窓に合わせた障子

和室には雪見障子を選びました。雪見障子は雰囲気づくりに一役買ってくれるうえに、プライバシーを確保したまま庭を眺められるというメリットもあります。普通の障子より少し高値でしたが取り入れてよかったです。
雪見障子から見る雪景色の庭。畳に座りながら眺める風景は格別

雪見障子から見る雪景色の庭。畳に座りながら眺める風景は格別

家を建てる際、ハウスメーカーや工務店にも相談しましたが、結果的に建築士さんにお願いしました。お願いすることになった建築士さんだけが土地周りをしっかりと観察し、周りの風景に合わせた家づくりを提案してくれたのです。我が家の特長でもある大きな特注窓は、庭の景色を楽しめるうえに、開放感もあります。
大きな窓は庭と家の中を繋げる役割を果たしてくれる

大きな窓は庭と家の中を繋げる役割を果たしてくれる

毎年花火大会があることをご存知の建築士さんだったので、家の中から花火を見られる位置にも窓を取り付けてくれました。
家のなかからでも迫力満点の花火。くつろぎながら楽しめる

家のなかからでも迫力満点の花火。くつろぎながら楽しめる

家だけでなく、hiraya2015さんは庭づくりにもこだわり、プロに依頼しました。
hiraya2015
家づくりにあたり、いろいろと調べたときに思ったのが「素敵な家は庭も素敵」ということです。そのため、庭づくりもプロに依頼しようと思っていました。庭の専門家については情報が少なかったため、建築士さんに作庭家さんを紹介してもらいました。
大きなケヤキを活かした庭

大きなケヤキを活かした庭

もともと敷地に生えていたケヤキの周りにコンクリートの洗い出し(砂利を混ぜたセメントを下地に塗り、乾燥途中で表面を洗い流して砂利を浮き立たせる床仕上げ方法)を敷いてもらいました。ケヤキの存在感が際立ち、シンボルツリーとして目立つようになりました。
洗い出しは見た目にも風情があり、気に入っています。しかも雑草が生える範囲が減り、手入れも楽です。
さらには、庭と家の中をつなげたかったので、家の端から端まである長い縁側を作りました。どの部屋からも気軽に外に出られるので、庭がより身近に感じられます。今では、玄関よりも縁側から出入りすることのほうが多いくらいです。
コーヒーを飲んだりおしゃべりをしたり、縁側は一家団らんのための大切な場所に

コーヒーを飲んだりおしゃべりをしたり、縁側は一家団らんのための大切な場所に

念願の「旅館のような家」で暮らす生活は開放感があり、とてもリラックスできるそうです。
hiraya2015
大きな窓のおかげで、春は新緑、夏は花火、冬は雪景色と四季折々の景色を楽しめます。とても開放感があり、庭を眺めながらお茶を飲んでいるとリラックスできます。「こだわって家を建ててよかったなあ」としみじみと感じられる毎日です。
ローン借入額は1,750万円。岡山西農協「住宅ローンセンターオープンキャンペーン金利」を選びました。
hiraya2015
住宅ローンについては自分たちで調べ、複数の金融機関を訪ねました。マイホームは一生のうちで最も高い買い物のひとつ。どの住宅ローンを選ぶかでその後の生活が変わってくると思ったからです。後悔しないように、妥協せず慎重に行動しました。
たくさんの金融機関に行き、ヘトヘトになった頃に、運良く家の近くに農協のローンセンターがオープンしました。オープン記念の特別金利キャンペーンが他の金融機関よりお得だったので、こちらに決めました。納得できる選択ができてよかったです。
最後に、hiraya2015さんのように旅館の雰囲気を楽しめ、庭も美しいお家を建てたいと考えている人へのメッセージを伺いました。
hiraya2015
新居では、どんな暮らしをしたいのかというコンセプトを夫婦で話し合い、共有することが大事だと思います。そのうえで、コンセプトをしっかり受け止めてくれる家づくりのプロや、暮らしを提案してくれるプロを探すのが最も重要ではないかと思いました。
ライターからのコメント。

「旅館のような平屋建て」とコンセプトを明確にされて家づくりをされたhiraya2015さん。お話を伺っていても、とても新居に満足されているのが伝わってきました。庭のプロについての情報は少ないため、建築士から紹介してもらったというのも参考になりました。
住宅ローンに関しては、運良くオープン記念の特別金利キャンペーンが見つかったようですが、その前にさまざまな金融機関を回って住宅ローンの情報をたくさん集めていたからこそ、納得して住宅ローンを選択できたといえます。後悔のない選択をするには、多くのローンを比較検討することが大切です。

※今回ご協力いただいたhiraya2015さんのインスタグラムのアカウントは「hiraya2015」

ライター紹介

齋田 多恵 の写真

齋田 多恵 (さいだ たえ)

東京生まれ。成蹊大学文学部日本文学科卒業。
法律事務所で社会人生活をスタートした後、女性向けエンタメ系サイトのライター兼ディレクター、モバイルゲームの運営、女性向けモバイルゲームのシナリオディレクター、シナリオライターを経験。
妊娠、出産を機に2016年からフリーライターとして活動開始。

企画/カデナクリエイト、編集/イー・ローン