第124回
住宅ローンで叶ったビルトインガレージのある家。キャンプも楽しめるようになりました。
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神奈川県にお住まいのarchitecterさんは、住宅ローンを使って、バイクを停められるビルトインガレージのある家を建てました。広々とした家で、大人も子どもものびのびと過ごしています。収納が増えたのをきっかけに、キャンプも始めたそうです。
オーナーさんデータ
神奈川県 architecterさん(仮名)
- 家族構成:
- architecterさん(36歳・団体職)、夫(40歳・会社員)、子ども(11歳)、子ども(7歳)
- 建設時の世帯年収:
- 700万~800万円
- 購入した住宅:
- 地元工務店「注文住宅」
- 延床面積と間取り:
- 122m2(土地177m2)、3LDKSG
- 購入価格:
- 土地2,400万円、 建物2,800万円
- 利用ローン:
- 楽天銀行【フラット35】S(金利Aプラン)
- 金利タイプ:
- フラット35S 全期間固定金利
- 金利:
- フラット35S : 1.01%(固定金利)(2019年3月実行)
- ローン借入金額:
- 約5,100万円
- 借入期間:
- 35年
- 毎月の返済額:
- 約14万5000円
- 子どもが成長するにつれ、マンション住まいが手狭に感じるようになったarchitecterさん。上の子どもが小学校入学する前に、一軒家を建てることにしました。
- architecter
- 以前住んでいたのは、60m2ほどの2LDKでした。リビングも6帖ほどしかなく、家族4人が過ごすにはかなりきゅうくつでした。子どもが小学生になったら、勉強する場所やランドセル、学校の教材の置き場所も必要になります。これまで以上に場所が足りなくなると思ったので一軒家を建てることにしました。
- 夫婦ともにバイクが趣味だったため、新居は1階にビルトインガレージ、2階にリビングを作ろうと考えていました。
- architecter
- 2階は景色を楽しめ、家族全員が団らんを楽しめるLDKとバルコニー、みんなで料理ができる大きなキッチン、脱衣所、バス、トイレを配置しました。1階は玄関、ガレージ、子ども部屋、寝室にしました。断熱性や構造のことを考え、ガレージの上はバルコニーにしたため、最初からある程度間取りは決まっていました。
- デザインは夫婦で好きなインダストリアルデザイン(構造、機能、材料や材質、コストなどをじっくりと考慮した工業デザインのこと)を取り入れ、工業的なかっこよさを目指して設計しました。
広々としたリビングにはヴィンテージ調の棚を設置。
- 家の設計前から棚は購入予定だったので、サイズに合わせて壁をひっこめた。壁と同じ厚みのため、動線を邪魔しない)
リビングの中心にあるアイランドキッチン
キッチンの壁にはタイル調の壁紙にインダストリアルな棚をDIYした
- 玄関やバルコニーなども広く取り、開放感を出しています。天気のいい日は見晴らしのいいバルコニーにテーブルを出して食事を楽しんでいます。
玄関は階段の1段目を伸ばしてベンチ代わりに。
開放感があってお気に入り。一部をスケルトン階段にしているバルコニーは子どもが走り回れるよう、幅7.5m奥行2.5mと広くした
- 寝室や子ども部屋も、快適に過ごせる工夫をしました。寝室は倒れると危険なので、背の高い家具を置いていません。子ども部屋も、まだひとりで眠るのが怖いという子どもが喜ぶよう、アクセントクロスを貼ったりDIYをしたりして楽しい雰囲気にしました。
寝室に置く背の低い本棚に合わせ、設計時に扉の位置をずらした
子ども部屋はキャンプのテントのようにベッドテントをDIYしている
- ガレージに土間収納ができたおかげで、家族全員で新たな趣味のキャンプを楽しめるようになった、といいます。
- architecter
- 以前から夫はキャンプに興味があったようですが、以前の家では道具の置き場所がなかったため、最初からあきらめていたようです。新居に移ってから、たくさんの道具をそろえることができ、週末はキャンプライフを楽しんでいます。
- 焚火をするにしても、何種類も焚火台を用意し、寒い時期はピザも焼ける大きな焚火台、車に入らないときは小ぶりなものと、そのときによって使い分けています。家族の思い出がたくさんできました。キャンプを楽しんで帰宅したあとも、土間収納にさっと片づけられるのでとても便利です。
- 今は小さいバイクのみを使っていますが、「将来、子どもが大きくなったときは、新しく大型二輪を購入しよう」など、新しい夢もどんどん広がっていきます。
ビルトインガレージの配線はあえて露出させ、
つまみ状の操作レバーを操作するトグルスイッチで無骨さを演出している- ローン借入金額は約5,100万円。楽天銀行【フラット35】S(金利Aプラン)を選びました。
- architecter
- いろいろ見たなかで、同じ条件では最も金利が低かったのが、楽天銀行の「【フラット35】S」を選んだ理由です。
- それを満たす技術基準として耐震等級3としました。
- ネット銀行で住宅ローンを組むには、対面で対応してくれる銀行より、時間に余裕を持ったほうがいいと感じました。というのも、すべてのやり取りがメールか郵送のため、万が一書類に不備があったり、必要な書類がなかなか届かなかったりした場合、何度も郵送で送る必要があり、思いがけず時間がかかるためです。
- 私たちの場合、書類に記載する勤務先の会社名のふり仮名の書き忘れや、土地の売主の印鑑証明がなかなか用意されないことなどがあり、つなぎローンが利用できると許可がおりたのは、決済日の当日朝でした。
- 結びに、architecterさんのように、理想通りの家を建てたい人へのメッセージを伺いました。
- architecter
- 自分たちがどんな生活を送るか、しっかりシミュレーションをすることが大切だと思いました。私たちは、家に帰ったらまずどこにカバンやコートを置くのか、どんな家事導線が使いやすいのかをしっかり考えたことで、ストレスなくとても快適に過ごせています。
- 家族によって住みやすい家は異なるので、自分たちにとって居心地のいい空間はどんなところかを考えるといいと思います。最初にどんな家具を置くか決めておき、その家具に合わせて設計を考えたのも良かったです。
- 家づくりは決めることが多く、途中でくじけそうになるときもあるかもしれません。そんなときは、少し肩の力を抜き、新居での楽しい生活を考えて乗り切りましょう!
ライターからのコメント。
広々としていて、ゆったりとした雰囲気が素敵ですね。収納が増えたことで、道具が増えがちなキャンプにも挑戦でき、家族の新しい趣味を楽しめるようになったというお話も素敵でした。
ネット銀行は店舗に行く必要がなく手軽なイメージがありますが、メールや郵送でやり取りするため、思いがけず時間がかかる場合があります。時間には余裕を持って手続きをするといいでしょう。
参考リンク
※今回ご協力いただいたarchitecterさんのブログ「architecterの建物わっしょい」のURLは https://architecter.hatenablog.com/
ライター紹介
東京生まれ。成蹊大学文学部日本文学科卒業。
法律事務所で社会人生活をスタートした後、女性向けエンタメ系サイトのライター兼ディレクター、モバイルゲームの運営、女性向けモバイルゲームのシナリオディレクター、シナリオライターを経験。
妊娠、出産を機に2016年からフリーライターとして活動開始。
企画/カデナクリエイト、編集/イー・ローン