第109回

住宅ローンで叶った愛犬が喜ぶ家。20代独身で建てました。

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茨城県にお住まいのしぐまさんは、住宅ローンを使って、愛犬が喜ぶ家を建てました。広々とした庭や屋上、ペットスペースを確保。愛犬たちは毎日のびのびと過ごしています。同居する祖父も住みやすい間取りにして、人にも犬にも優しい家になりました。

オーナーさんデータ
茨城県 しぐまさん(仮名)
家族構成:
しぐまさん(30歳・会社員)、祖父(89歳)、犬2匹(2歳、1歳)
建設時の世帯年収:
500~600万円
購入した住宅:
桧家住宅「スマートワンカスタム」
延床面積と間取り:
土地73坪、延床39.5坪、3LDK+ランドリールーム+書斎+WIC×2+小屋裏+屋上
購入価格 :
4,150万円(建物2,800万円、土地1,350万円)
利用ローン:
常陽銀行「住宅ローン」
金利タイプ:
固定金利型
金利:
1.125%(2021年9月実行)
ローン借入金額 :
3,000万円
借入期間:
35年
毎月の返済額:
8万6,000円

家を建てたきっかけは、祖父が両親に「老後の面倒を見てほしい」と要望したことでした。
しぐま
同居を希望する祖父のために実家を増築し、和室を作る話が出ていました。そのためには愛犬が遊んでいた3畳ほどの庭をつぶす必要がありました。
一方で、以前から愛犬が思う存分走り回れる庭がほしいと考えていて、ドッグランとして使える土地を探していました。
それなら、いっそのこと実家とは別に、広い庭と和室がある家を建て、私が祖父と一緒に住めば万事うまくいくのではないかと思ったため、思いきって家を建てることにしました。
新居を建てるにあたり、20社以上のハウスメーカーの話を聞きました。
しぐま
気に入った土地が見つかったので、ハウスメーカーを探し始めました。でも、独身女性というだけで冷やかしだと思われ、まじめに取り合ってくれないメーカーもありました。
そこで、軽く見られないよう、本を何冊も読み、エクセルやパワーポイントで資料を作り、打ち合わせに挑みました。こちらの本気度を示すことで、営業さんも真剣になってくれたと思います。
選んだのは、以前、実家を建てたハウスメーカーです。実家も住みやすく、条件に合っていたため決めました。
新居は、愛犬の住みやすさを最優先しました。
しぐま
絶対譲れなかったのは、広い庭と屋上、ペットスペースです。
打ち合わせを進めるうちに、だんだん犬にとっていい環境がわかってきて、全館空調にはこだわりました。犬の体温調整をしやすくするためです。
床は滑りやすいと脱臼するおそれがあるので、シリコンコーティングを施しました。

リビングの階段下に設けたペットスペース。
足跡をかたどったニッチ(壁のへこみのこと)は配置を細かく確認しながら作った

憧れだった吹き抜けにはシーリングファンも。
南側全体が抜けているので開放感がある

腰壁には、5つのステンドグラスを埋め込んだ。
オリジナリティーが出てお気に入り

愛犬のお散歩グッズがたくさんあり、荷物が多いため、来客用玄関と家族用玄関をわけた。
来客用玄関はすっきりとしている

1階には愛犬用のウォークインクローゼットを作った。
必要なものをまとめて置けるので便利

家を建てる動機のひとつとなった広い庭。
ときには実家で飼っている犬も遊びに来て、3匹で走り回っている

北側の土地を有効活用した駐車場。
犬の足跡を埋め込んだのがこだわり。
霜対策にカーポートも取り付けた

しぐま
愛犬のために変更したこともあります。最初は無垢材を使用した自然派の家に憧れていましたが、爪痕で傷だらけになることや、愛犬が花粉症のため、無垢材に反応してアレルギーを発症する可能性があると聞き、断念しました。
また、同居する祖父のために和室が必要で、和室の近くにトイレを設置したかったので、間取りも悩みました。営業さんも協力してくれたおかげで、結果的に収納も多く、人も愛犬も住みやすい家になったと思います。

祖父のための和室。畳は落ち着いた色を選択

新居では、幸せそうな愛犬の姿を見るのが何よりも嬉しいそうです。
しぐま
ペットスペースを設けたので愛犬のお世話をする際も、必要なものをすぐ取り出せるようになり、とても便利です。晴れの日は庭、雨の日は室内、雨上がりは屋上と、天候によって遊ぶ場所を変えています。毎日笑顔いっぱいの姿を見られて本当に幸せです。

屋上は15畳。愛犬も十分遊べる広さ。
水道もあるのでバーベキューもできる

ローン借入金額は3,000万円。常陽銀行「住宅ローン」を選びました。
しぐま
ネットでいろいろ調べましたが、一見、金利が低いように見えても実は保証料や事務手数料などがかかる住宅ローンがあり、金利だけでは比べられないと知りました。
最終的に選んだのは、もともと給与口座として利用していた常陽銀行です。すでにネットバンクに登録し、常陽銀行におすすめされた外貨投資などもしていたので、追加で何か手続きする必要もありませんでした。最低金利で契約できたのが決め手となりました。
結びに、しぐまさんのように、理想どおりの家を建てたい人へのメッセージを伺いました。
しぐま
家づくりは、大変なことも多かったです。打ち合わせ続きで体力的にキツイときもあれば、予算オーバーになりそうで、不安なときもありました。
選択肢が多すぎて、どうしたらいいかわからなくなったときは、最初に家を建てようと思った気持ちを思い出すようにしました。「これだけは譲れない」といった絶対条件を忘れず、取捨選択するのが大切だと思います。
どんな新居で生活したいかを思い浮かべれば、きっと楽しい家づくりができると思います。
ライターからのコメント。

「愛犬のための家」と、コンセプトが明確なのが素晴らしいですね。写真からも、愛犬たちが楽しそうに過ごしているのが伝わります。 住宅ローンというと、金利に目が行きがちですが、保証料や事務手数料などの諸費用もかかります。これらの費用は商品によって大きく異なり、支払総額を左右します。具体的にどれだけ費用がかかるのかを見極め、自分に合ったローンを選択しましょう。

※今回ご協力いただいたしぐまさんのブログ「ペットのために家を建てる」のURLは https://ameblo.jp/moning-vknight/

ライター紹介

齋田 多恵 の写真

齋田 多恵 (さいだ たえ)

東京生まれ。成蹊大学文学部日本文学科卒業。
法律事務所で社会人生活をスタートした後、女性向けエンタメ系サイトのライター兼ディレクター、モバイルゲームの運営、女性向けモバイルゲームのシナリオディレクター、シナリオライターを経験。
妊娠、出産を機に2016年からフリーライターとして活動開始。

企画/カデナクリエイト、編集/イー・ローン