第107回
住宅ローンで叶ったモダンなカフェ風の家。中古物件をリノベーションしました。
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兵庫県にお住まいのドラゴンバスターさんは、住宅ローンを使って、中古物件を購入してリノベーションしました。物件はほぼ土地代のみで購入できたため、浮いた予算をリノベーション代に回して理想の家に。予算内で広くてモダンな家が完成しました。
オーナーさんデータ
兵庫県 ドラゴンバスターさんご一家(仮名)
- 家族構成:
- 夫・ドラゴンバスターさん(30代後半・会社員)、妻(30代後半・パート)、子ども
- 建設時の世帯年収:
- 400~500万円
- 購入した住宅:
- 中古物件(リノベーション会社はフロントハウジング)
- 延床面積と間取り:
- 土地:212.24m2、建物1階:73.70m2、2階:57.13m2、5LDK
- 購入価格 :
- 3,355万円(中古物件:2,580万円、リノベーション代:775万円)
- 利用ローン:
- 三井住友銀行「住宅ローン(変動金利型)」
- 金利タイプ:
- 変動金利型
- 金利:
- 0.475%(令和3年4月実行)
- ローン借入金額 :
- 3,090万円
- 借入期間:
- 35年
- 毎月の返済額:
- 7万9,000円
- 家を建てるのに土地を探していたドラゴンバスターさん。希望の場所で見つけたのは、広い中古物件でした。
- ドラゴンバスター
- 築16年の物件でしたが、外観も室内もきれいで、最初に見たときからリノベーションしたらオシャレに大変身するだろうなと思えました。
- 角地で南向き、バス停やスーパー、学校もすぐ近くと、申し分のない立地も魅力でしたね。便利で人気の場所だけに、新築や注文住宅だったら手が出なかったと思います。幸運なことに、その物件は建物の価格はほとんど含まれず、ほぼ土地だけの価格で売り出されていました。
- 安く購入できる分、リノベーション代に予算を回せます。リノベーションならウッドショックの影響もなく、しかも、住宅ローン控除対象物件だったのも決め手になりました。
- 丁寧に対応してくれるリノベーション会社を見つけたドラゴンバスターさん。理想的なリノベーションができました。
- ドラゴンバスター
- 以前住んでいたハイツの雰囲気がよく、「家を建てるなら、こういう感じにしたい」と思っていたので、どんなふうにリノベーションするか、イメージは明確でした。コンセプトは「石目調のオシャレモダンなカフェ」にしました。
- 床はもともとフローリングでしたが、張り替えはせず、貼り付けタイプにしました。おかげで好きなデザインが選べ、1階の床はグレーの石目調で開放感あるデザインに、2階の床はウォールナット調で引き締めました。1階と2階で雰囲気の違いを楽しんでいます。
- リノベーション前は、玄関の狭さが気になっていました。隣に納戸があったのですが、玄関との間に壁があり、リビングからしか入れませんでした。そこで、余計な壁は壊して玄関から直接行けるようにしました。
リノベーション前の玄関。
隣の納戸へは、リビングからしか行けなかった。
玄関から直接行き来したかったので、壁を壊したリノベーション後の玄関。広々とした空間を確保。
飾ってある大剣のレプリカはお気に入りのコレクション。
7キロもあるため壁を補強してもらった玄関から入れるようにした納戸は、第二の玄関として大活躍
リノベーション前のリビング
リノベーション後のリビング。
グレーを基調として、開放感のある空間にキッチンは前の住人が残してくれていたが、
リクシルのリシェルSI(セラミックトップ)に変更リノベーション前の和室。
引き戸があったため、空間が分断され、狭く感じられたリノベーション後の和室。引き戸をなくし、ロールスクリーンに。
余ったスペースに壁を追加。
濃淡が異なる2色の畳を交互に使用し、全体のモダンな雰囲気に合わせた浴室は妻の意見を取り入れ、汚れが目立たない壁と床を選んだ。
家全体の雰囲気に合っているうえに、明るく開放感があり、くつろげる脱衣所もカラーを統一。
洗面台はもともとあったものをそのまま使用し、コストカットした階段には手すりを装着。
床面と立て面で色を変え、立体感を出した2階はホテルの結婚式場のようなイメージにしたかったので、照明はシャンデリアに
広い2階の廊下にパソコン用机を設置。
吹き抜けがあるため、2階にいても家族と会話ができて便利- 新居での生活は、カフェでくつろぐような感覚に。広々とした家に子どもも大喜び。家じゅう走り回っています。
- ドラゴンバスター
- 我が家は、土地代、リノベーション代を合わせても予算内におさまったため、家具も妥協せず好みのものを購入できました。好きなものに囲まれて満足しています。
- リノベーションする際は妻の意見も聞き、相談しながら決めました。自分だけでは思いつかないアイデアも提案してくれたので、より素敵になったと思います。
- 中古物件をリノベーションしたことで、子どもが傷や汚れをつけてもそれほど気になりません。新築だと、あれこれうるさく言っていた気がします。リノベーションは、私の性格にも合っていたと思います。
- ローン借入金額は3,090万円。三井住友銀行の「住宅ローン(変動金利型)」を選びました。
- ドラゴンバスター
- 大手金融機関のローンで安心感がありました。金利が0.475%と他と比べても低いのも魅力でした。
- 住宅ローンの種類によってはリノベーション代を住宅ローンに組み込めず、別にリフォームローンを借りなければならない場合もあるそうです。また、住宅ローンの借り入れ時にリノベーション会社が決まっていないと、リノベーション代は組み込めません。私たちはリノベーション会社を早く決めましたし、不動産会社とリノベーション会社が密に連携していて、申請書類をすぐに用意してもらえたので、問題なく組み込めました。
- 月々の返済額を負担の少ない8万円以内に抑えるために、頭金を265万円払い、35年ローンにしました。
- 結びに、ドラゴンバスターさんのように、リノベーションで理想の家に住みたい人へのメッセージを伺いました。
- ドラゴンバスター
- 中古物件をリノベーションしたおかげで、新築物件を購入するよりも大幅にコストカットできました。
- 洗面台など、以前住んでいた方が残してくれたものをそのまま使用できるのも、思いがけないメリットでした。今のリノベーション技術は高度で、まるで新築のように大変身します。予算面も仕上がりも満足でき、正解でした。
- 相場価格を知ることや、余裕を持って動くこと、ある程度の予算を決めることも大切だと思います。短期間で決めてしまうと、あとから「こんなはずではなかった」と感じることもあるかもしれません。自分に合った家を探すためにも、ある程度時間をかけることをおすすめします。
ライターからのコメント。
基本的な家の造りは変わらないのに、リノベーションすることでとても素敵なご自宅になりましたね。
人気の場所で新築物件を購入すると、どうしても高額になりがちです。でも、中古物件を選んでリノベーションをおこなえば、新築同然の家が低コストで手に入りやすくなります。
リノベーションの場合、金融機関によっては住宅ローンを利用できず、金利の高いリフォームローンで借り入れすることになる可能性もあります。リノベーション費用も一緒に借りられる住宅ローンなのかどうか、しっかり調べましょう。
参考リンク
※今回ご協力いただいたドラゴンバスターさんのブログ「リフォームでオシャレモダンに大変身(マイホーム)&その人に合った幅広い車紹介blog」のURLは https://ameblo.jp/yousuke-i0131/
ライター紹介
東京生まれ。成蹊大学文学部日本文学科卒業。
法律事務所で社会人生活をスタートした後、女性向けエンタメ系サイトのライター兼ディレクター、モバイルゲームの運営、女性向けモバイルゲームのシナリオディレクター、シナリオライターを経験。
妊娠、出産を機に2016年からフリーライターとして活動開始。
企画/カデナクリエイト、編集/イー・ローン