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第88回

住宅ローンで叶った「ペットと快適に暮らせる家」。人も動物も住み心地抜群です。

群馬県にお住まいの本田さんは、住宅ローンを使って、ストレスなくペットと暮らせる家を建てました。やりたかったことを全部詰め込んだ新居は、理想以上の出来上がりで大満足だそうです。

オーナーさんデータ
群馬県 本田さんご一家(仮名)
家族構成:
本田さん(42歳・会社員)、子ども(小学生)
建設時の世帯年収:
280万円
購入した住宅:
アイビーハウスコーポレーション「輸入住宅」
延床面積と間取り:
122.10m2、3LDK
購入価格 :
2,500万円
利用ローン:
桐生信用金庫「えらび名人」(8大疾病補償プラン)
金利タイプ:
固定金利・変動金利選択型
金利:
0.775%(2020年2月実行)
ローン借入金額 :
2,550万円
借入期間:
35年
毎月の返済額:
7万円

新居を建てるにあたり、本田さんが目指したのは、「自分もペットも快適に暮らせる」家です。
本田
一番重視したのは、家主である私が居心地よく過ごせて好きなものに囲まれることです。とくに、私は動物が大好きで犬と猫を飼っているのですが、私もペットもストレスなく暮らせる家にしようと考えました。
家づくりに着手してからは、ハウスメーカーの担当の方と、週末ごとに5~7時間打合せしていました。私の欲しい家は特殊だったため、国内の住宅雑誌では参考になるものがあまりなく、イメージを伝えるのが難しかったです。そのため、打ち合わせの際は、海外の写真が多いピンタレストで資料を集め、大量に印刷して持参しました。その甲斐あってか、担当の方は私の意図をしっかりと理解してくれ、やりたかったことを全部詰め込んだ、理想以上の家が完成しました。
飼っている動物たちの習性を理解し、人が余計な手間をかけなくてもいい工夫を凝らしています。
本田
ペットは可愛く癒してくれる存在ですが、床などを傷つけたり、吐き戻したりするなどして、家を汚すことも少なくありません。犬は家の中に入れたかったので、リビングと玄関、ダイニングキッチンの床は傷と汚れに強いフロアタイルにしました。
我が家で飼っているのは大型犬ですが、爪が床に食い込む心配がなく、毎日部屋を走り回っていても気になりません。

犬が走り回っても安心のリビング。
お気に入りのクロスを一面に貼ってアクセントに。
フロアタイルはサンゲツのWD-724(グレー板目)を使用

ダイニングキッチンと塔屋。
フロアタイルはサンゲツIS-748(ほぼホワイト)を使用

リビングの南側は暖気を上げるため、吹き抜けにした。
明かり取りのためと外観を良くするため、FIX窓(開閉できない固定窓)を2つ付けた

室内は家中にキャットトンネル(猫が通れる小さな道)を設けています。犬のように呼べば来るわけではないため、猫の好きなタイミングで私のそばに来てほしいからです。
キャットウォーク(室内の高所などに設置する猫の散歩スペース)は高いところから落ちてくると足や腰を痛めそうなのが心配で取り付けていませんが、キャットトンネルのおかげで、いつでも家の好きなところでくつろいでいる姿が見られます。
朝起きると、いつの間にかベッドで丸くなっていたり、お風呂に入っているとガラスの向こうで待ってくれたりするのが嬉しいです。

階段に設けたキャットトンネル。
好きなように家のなかを移動できるので、思いがけないところからひょっこりと顔を出すことも

子ども部屋。ブルーと宇宙のクロスは本人の希望。個性が現れている。
猫もお気に入りで、のんびりと昼寝している姿が見られる

犬ものびのびと過ごせるよう工夫しました。外で遊んできたときにすぐ洗えるよう、犬専用のシャワールーム(マッドルーム)を作りました。玄関ポーチから直接ここに入れて、シャワーで洗えます。

犬用のシャワールーム。使わないときは乾燥室としても使用できる

犬用のシャワールームは洗面バストイレの一角にある。
風呂、洗面、トイレが一室に収まったこだわりの水回り

犬がリードなしで好きなだけ走り回れるよう、南側の庭はフェンスを設置し、ドッグランを兼ねてクローズドにしました。我が家では人が不在のときには犬は庭に放すという生活スタイルなので、犬小屋も必須です。そのためDIYして、玄関ポーチのところに設置しました。これらのおかげで外でものびのびと過ごしてくれています。庭はまだ完成していませんが、これから少しずつ手を加えていくのが楽しみです。

フェンスを作り、ノーリードでも走り回れるようにしたドッグラン。
白いフェンスは目隠しとしても活躍してくれている

DIYした犬小屋。
こだわりの三角屋根は自宅とおそろいのアスファルトシングル

幸せそうなペットを見ると心が満たされるそう。大好きなものに囲まれ、以前よりも丁寧に暮らしているとのことです。
本田
一番嬉しいのは、動物たちの暮らしが充実していることです。キャットトンネルのおかげで猫との触れ合いが増え、犬はドッグランでのびのびと遊んでいます。彼らの嬉しそうな顔を見ると、私まで幸せな気持ちになって、家を建てて本当によかったと思います。
初夏にはツバメが巣を作って庭を飛び回っています。この家だったら、いずれはニワトリや羊も飼えるかもしれないな、などと夢がふくらみます。
私自身の生活も充実したものに変わりました。
賃貸生活のときは、不便な部分をカバーするために、お店でぱっと目に付いた適当な雑貨や家電をよく考えずに購入していました。今はとても住みやすいため、何を買うにしてもよく吟味して買っています。
そのおかげで、目に入るものがすべてお気に入りばかり。掃除や手入れをするのが楽しくて仕方ありません。まだまだ未完成な部分も多いのでDIYや裁縫などにも取り組んでいます。住めば住むほど家に愛着がわいているところです。
ローン借入額は2,500万円。桐生信用金庫「えらび名人 8大疾病補償プラン」を選びました。
本田
メガバンクや地方銀行のローンは収入が最低基準に足りなかったのですが、信用金庫のローンは収入が低くても借りられるものがいくつかありました。そのなかでも桐生信用金庫の8大疾病補償付きプランは、補償が充実していたため、シングルの私には安心で、選ぶ決め手になりました。加えて担当者の話が分かりやすく簡潔だったのも大きかったです。
最後に、本田さんのように、理想を詰め込んだ家を建てたいと考えている人へのメッセージを伺いました。
本田
自分にとって「理想の家は何か」というイメージを、しっかりとふくらませることが大事だと思います。 実は、以前結婚しているときにも一度注文住宅を建てたのですが、夫と意見が合わず、住みたい家ではなくなってしまいました。
その後、いつか小さくてもいいから理想の家を建てようと考えるように。そのため、あえてさまざまな賃貸物件に住んできました。県営住宅やメゾネット、プール付きの一軒家、店舗付き一軒家など、それぞれのいい点と不便な点を身をもって調べました。その経験が、実際に家づくりを始めたときにとても参考になりました。
ハウスメーカーに全部お任せするのもいいと思うのですが、「家を作るパートナー」として一緒にどうするか考え、いい関係を築いていくことも大切だと思いました。
ライターからのコメント。

本田さんの新居では、ペットたちがとても幸せそうな表情を浮かべているのが印象的でした。ハウスメーカーの担当者としっかり話し合い、理想を共有したことで、素敵な家を建てられたのでしょう。
住宅ローンの借り入れ条件として、多くの住宅ローンが団体信用生命保険(団信)の加入を要件としています。最近は本田さんが入ったような疾病保障特約を付帯している住宅ローンが増えていて、特約の内容も金融機関によって違いがあります。ライフプランを見据え、自分に合った疾病保障を選ぶのがおすすめです。

※今回ご協力いただいた本田さんのブログ「やりたかったこと詰め込み輸入住宅」のURLは https://ameblo.jp/aqua28sifon

文/齋田 多恵、企画/カデナクリエイト、編集/イー・ローン