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第135回NEW

住宅ローンで叶った、シンプルでスタイリッシュな平屋。20代で建てました。

鳥取県にお住まいのヤマネさんは、20代のうちに、住宅ローンを使ってスタイリッシュな平屋を建てました。老後の住みやすさを考え、最初から平屋にしようと決めていたそうです。あえて回遊動線を採用せずに、最適な間取りを追求した、といいます。

オーナーさんデータ
鳥取県 ヤマネさん(仮名)
家族構成:
ヤマネさん(会社員・27歳)、妻(会社員・27歳)
建設時の世帯年収:
約790万円
購入した住宅:
地元工務店「注文住宅」
延床面積と間取り:
32坪(敷地面積80坪)、4LDK
購入価格:
3,860万円
利用ローン:
中国労働金庫「住宅ローン」
金利タイプ:
固定金利選択型(特約期間3年)
金利:
0.85%(特約期間3年)(2024年9月実行)
ローン借入金額:
約4,000万円
借入期間:
40年
毎月の返済額:
8万2,000円(年2回のボーナス月は18万2,000円)

子どもの頃から注文住宅にあこがれていたヤマネさん。結婚2年目の26歳の時に、家を建てようと決めたそうです。
ヤマネ
「自分の家を建てて、歯磨きをしながら、リラックスしてお気に入りの家を眺めたい」。そんな夢を描いていました。妻も家を建てることに賛成してくれて、よく一緒にネットのルームツアーなどを見ていました。
同級生で家を建てた人がほとんどいなかったので、頭金ができてからにしようと考えていたのですが、当時住んでいたアパートの家賃は毎月の貯金額を上回っていました。家もどんどん値上がりしていきます。そこで頭金ができるのを待たずに、フルローンで家を買ったほうが、金銭面から考えても良いのではないかと思ったのです。月々の支払いを家賃と同じくらいにしたら生活にも支障が出ないだろうと、思い切ることにしました。
地元工務店が、耐震性や断熱性、機密性などが大手のハウスメーカーと変わらない家を、予算内で収めてくれたので、ここに決めました。
老後の住みやすさを考え、平屋建てにすることにこだわりました。
ヤマネ
以前、高齢者施設の相談員として働いていたことがあり、おじいさん、おばあさんのご自宅にうかがう機会が結構ありました。そのときに「階段が大変で2階を使わなくなった」という話をよく聞きました。2階にリビングがある家だと、四つん這いになって毎回15分くらいかけて階段を上り下りする方もいて…。そういった様子を何度も見ていたので、自分が家を建てる際は絶対に平屋建てにしようと思っていました。
最近の平屋建ては、家のなかに行き止まりがなく、ぐるっと一回りできる回遊動線が流行っているようです。でも我が家はあえてそれぞれの部屋を独立させました。回遊動線にすると、その分、収納が作れず、空間をうまく活用できないのではないかと思ったんです。
将来子ども部屋にする予定の部屋も、リビングから離しました。子ども部屋がリビングに直結していると親の目を気にして自由に過ごしにくいと感じたからです。子どもだっておやつを食べたり、彼氏、彼女と電話をしたり、少しは親に内緒なことをしたいですよね。

空間を有効に使うため、回遊動線は採用しなかった

インテリアデザインをモノトーンで統一することで、クールでスタイリッシュな室内空間が誕生しました。
ヤマネ
ほっこりした木の家より、生活感がない無機質なほうが好きだったので、モノトーンでまとめました。
LDKの床全部をフロアタイルにしたのがこだわりです。お願いした工務店ではメイン床材をフロアタイルにした事例がなかったらしく、不安そうな顔をされていましたが、採用して大正解でした。少し傷はつきやすいのですが、クールな見た目と質感が最高です。
家族の時間も大切にしつつ、一人の時間を楽しみたいという思いもありました。リビングの一角に書斎を作り、ネットやゲームを楽しんでいます。

IKEAの大きなソファを置いたリビング。テレビの上の間接照明がお気に入り

書斎は窓を作らなかったので音漏れしづらいのがメリット。圧迫感もそれほどない、という

リビングの一角にはあえて何もないスペースを。キッズスペース、ピアノを置くなど生活スタイルに合わせて用途を変えられる

キッチンは玄関と扉ひとつでつながるようにしたので、たくさん買い物をしてもすぐに荷物を置けて便利です。
背面には引き戸付きの大容量収納を採用しました。家電も食器も全部この中に収納することで、生活感をなくせるのがいいですね。1日の終わりに引き戸を閉じて、ごちゃっとしたものを見えなくするのが日課です。

楽天で購入したセラミックテーブルは見た目が良く、傷も付きにくくて使いやすい

キッチンの壁側の大規模収納はEIDAIのカベス。引き戸を閉めると、室内の雰囲気がすっきりする

玄関は家族全員が並んで靴が履けるよう、横長に。朝も帰宅後も渋滞しない

ローンはペアローンで、借入額は合計約4,000万円。中国労働金庫「住宅ローン」(固定金利選択型・特約期間3年)を選びました。
ヤマネ
我が家はペアローンを選択しました。私と妻の年収が同じくらいだったので、合算したほうが借りられる金額が増えます。審査も通りやすくなるだろうと考えました。
中国労働金庫の住宅ローンは、固定金利型と固定金利選択型が選べました。固定金利選択型とは、特約期間(3・10年)の金利が固定金利で、特約期間終了後は他の固定期間(3・5・10年)か変動金利型に変更できる住宅ローンです。
契約当時、ローンについての知識に自信がなかったため、3年後に変更可能な固定金利選択型を選びました。
世の中の流れ的に、今後は金利も上がっていきそうに感じます。安定志向なので、今後も固定金利を選び続ける気はしています。
結びに、ヤマネさんのように、理想通りの家を建てたい人へのメッセージを伺いました。
ヤマネ
家はとても大きな買い物です。20代だと早すぎるのではないかと心配になるかもしれません。でも人生の早い段階で購入すれば、その分長くお気に入りの家に住めます。金銭面でも、長い期間をかけ、無理のない返済計画を立てられるのではないかと思います。僕は毎日とても満足しています。
ライターからのコメント。

あえて回遊動線にしない間取りや平屋建てなど、老後のことまで考えているのが伝わりました。白とグレーでまとめた内装もとてもおしゃれです。
固定金利を選択すれば、月々の支払いが一定で安定した返済計画を立てられます。固定金利、変動金利、それぞれにメリット・デメリットがあるので、どちらを選択するかはよく調べることをおすすめします。ヤマネさんのように、途中で金利タイプを変更できる固定金利選択型を選ぶのも一つの手です。

※今回ご協力いただいたヤマネさんのインスタグラムのURLは https://www.instagram.com/yamane_palace/?locale=ja_JP

文/齋田 多恵、企画/カデナクリエイト、編集/イー・ローン