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フリーローンとは、資金使途に制限がなく、あらゆる用途に利用できる証書貸付方式のローンです。主に銀行や信用金庫、労働金庫が提供しています。
イー・ローンでは、日本最大級のフリーローンデータベースの中から、有担保か無担保のそれぞれのフリーローンを一覧で比較できます。このフリーローン一覧では、借入金額や借入期間などの希望条件や、職業や年収などの融資条件による検索機能と、審査スピードや金利、借入可能額などによる並び替え機能を用意しています。また、人気のフリーローンがわかるランキングも随時更新しています。イー・ローンを利用して、あなたにあったフリーローンを探しましょう。さらに、フリーローン選びに役立つFPからのアドバイスやシミュレーションを利用することもできます。

【2025年4月版】フリーローンのランキングトップ3

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  • 銀行の預金通帳とカードを手にする女性の手元

    変動金利のカードローンの金利上昇による負担増への対策は?

    FPからのアドバイス(第1117回)
    Qカードローンで借り入れをして、現在返済中です。金利タイプは変動金利です。先日、日本銀行が利上げをし、今後も利上げの可能性が高いという報道を耳にしたのですが、変動金利のカードローンを使っていると、金利が上昇して、利息の負担が重くなるのではないでしょうか。対策があれば教えてください。(会社員 男性 29歳)
    A変動金利のカードローンを借りて返済をしている場合、今後、市場金利の上昇の影響で適用金利が見直され、返済負担が重くなる可能性があります。ただし、一般的には利息制限法による上限金利を超えて設定されることはありません。金利上昇による負担を軽減する最も効果的な方法は、繰上返済を行うことですが、手元にまとまった金額がなくて繰上返済ができない場合は、他のローンに借り換える方法もあります。

    利息制限法によって、上限金利を超える部分は無効になる!

    利息制限法によって上限金利を超える部分は無効になります。超過する利息を支払う必要はありません。

    この法律は、個人も法人も対象とされ、お金の貸し借りを業務としているか否かも問いません。上限金利は、下記の通り、元本の額に応じて決められています。

    利息制限法による借入金額ごとの上限金利
    元本の額 利息の上限
    10万円未満 年20%
    10万円以上100万円未満 年18%
    100万円以上 年15%

    カードローンも、上記の範囲内で、消費者金融や銀行が貸し出し金額に応じて独自に金利を設定しています。

    変動金利で借り入れをしている場合、今後の市場金利の上昇に伴って、適用金利が見直されて上昇し、負担が重くなる可能性があります。しかし、基本的には、上限金利を超えることはありません。

    負担増が心配ならば、まず、現在利用しているカードローンの適用金利を確認し、今後、どの程度上昇余地があるかを把握しましょう。

    たとえば、現在、ある金融機関のカードローンを利用し、借入残が50万円で、適用金利が年14.0%であれば、上限金利の18%まで、あと4%の上昇余地があることになります。

    金利上昇に伴う負担増の効果的な対策は借り換え!

    金利上昇に伴う負担増の最も効果的な対策は、繰上返済による完済です。返済の負担を一気にゼロにできます。なお、繰上返済は、全部でなく一部であっても、ローンの残高を減らせるため、負担の軽減に繋がります。ただし、繰上返済は、手元にある程度のまとまった資金がなければ実施できません。

    繰上返済ができないときに検討したいのが、借り換えです。

    担保になる不動産があれば、不動産担保ローンへの借り換えによって、負担を大幅に軽減できます。なぜなら、カードローンのような無担保ローンよりも、不動産担保ローンのほうが、金利が低く設定される傾向があるからです。なお、不動産担保ローンには、変動金利と固定金利があります。金利上昇リスクを回避するなら、金利は高めでも固定金利を選択したほういいでしょう。

    担保になるものがない場合は、フリーローンに借り換える方法もあります。カードローンは、一度申込みをして審査を通過すると、設定された限度額の範囲内で何度でも利用できますが、フリーローンは借り入れをするたびに審査・契約が必要です。カードローンと同様、資金使途に制約はありませんが、カードローンよりも金利が比較的低く設定される傾向があるため、金利上昇による負担を軽減できる可能性があります。なお、フリーローンにも、変動金利と固定金利があります。

    カードローンからフリーローンに借り換えた例
    (条件)借入額:50万円、返済期間:24回(2年)
    借り換え前(A銀行)
    カードローン
    借り換え後(B銀行)
    フリーローン
    金利 毎月返済額 総返済額 金利 毎月返済額 総返済額
    年14.0% 24,006円 576,143円 年7.0% 22,386円 537,258円

    ちなみに、カードローンにも変動金利と固定金利があります。変動金利から固定金利に借り換えれば、金利上昇リスクを回避できます。

    複数の金融機関のカードローンを利用している場合、それらをおまとめローンでまとめることで負担を軽減できる場合もあります。

    おまとめローンの金利は、金融機関ごとに、借入額に応じて設定されており、一般的に借入額が多いほど、金利は低く設定されています。複数のカードローンを1つにまとめて借入額が大きくなれば、これまでよりも低い金利が適用されて、負担が軽減できることがあります。

    複数のカードローンを1つにまとめた例
    おまとめ前 おまとめ後
    金融機関 借入額 金利 金融機関 借入額 金利
    A銀行 40万円 年14% A銀行 110万円 年12%
    B銀行 70万円 年15%

    借り換えをする場合は、自分にとってどのローンに借り換えるのが適切かを事前に吟味しましょう。借り換えるローンを決めたら、複数の商品の中から、金利タイプ(固定金利か、変動金利か)、金利水準をしっかり比較・検討し、できるだけ有利なものを選ぶようにしましょう。

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    私が書きました

    中村 宏 の写真

    中村 宏(なかむら ひろし)

    ファイナンシャル・プランナー。FPオフィス・ワーク・ワークス 代表。

    教育出版社勤務後、2003年にファイナンシャルプランナーとして独立。「お客様のお金の不安を解消する」をモットーに、1,500件を超える個人相談、セミナー講師、雑誌取材、執筆・寄稿等を中心に活動。無料メルマガ「生活マネー ミニ講座」を配信中。著作 「自分のお金の育て方」(祥伝社)、「老後に破産する人、しない人」(KADOKAWA中経出版)。

コンテンツ

FAQ フリーローンの基礎知識

Q.1フリーローンとは?
A.1

フリーローンとは、資金使途が自由で幅広い用途に利用できるローンのことです。例えば「結婚資金」「家具・家電の購入資金」「旅行資金」をはじめ、「返済中のローンの借り換え資金」など、さまざまな場面で利用可能です。そのため、使い勝手の良いローンといえるでしょう。

フリーローンには無担保型と有担保型の2種類があります。無担保型のフリーローンは、借入可能額の上限が500万円~1,000万円程度、借入期間は1年~10年程度が一般的です。一方、有担保型のフリーローンは借入可能額の上限が最大10億円、借入期間は最長35年の商品もあり、長期で大口の借り入れが可能となっています。 金利に関しては、資金使途が自由な分、マイカーローンや教育ローンなどの目的別ローンに比べて高めです。しかし、クレジットカードの分割払いやリボ払い、キャッシング・カードローンに比べると、一般的に金利は低めに設定されています。なお、有担保型のフリーローンの場合、無担保型と比較し概ね低い金利で設定されています。

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Q.2フリーローンとカードローンの違いとは?
A.2

フリーローンもカードローンもどちらも資金使途が自由で、あらゆる用途に利用できるローンですが、商品性が大きく異なります。最も大きな違いは、ローン契約後からローン完済となるまでに、追加で借り入れが可能かどうかということでしょう。

フリーローンの借入形態は「証書貸付」といい、契約時に借入金額、借入期間、返済方法などの借入条件が借用証書で決められるタイプのローンです。融資を受けると、途中で追加の借り入れをしたりすることはできませんが、計画的に毎月決まった金額を返済していくので安心です。融資を受けた後に借入金額の追加をしたい場合は、改めて審査の申込みをする必要があります。

一方、カードローンの借入形態は「極度方式貸付」といい、フリーローンのように一括で借り入れをするのではなく、契約した限度額の範囲内で何度でも繰り返し借り入れすることが可能なタイプのローンです。現金が必要になった際に、都度ATMで気軽に借り入れができることはメリットですが、つい多く借り入れてしまう可能性がある点はデメリットです。場合によっては、借入残高がなかなか減っていかないケースもあります。

また、カードローンの場合は毎月の返済額が変動しやすいのも特徴といえます。カードローンの返済額の計算には、一般的に残高スライド方式が採用されており、基準日の借入残高をベースに適用する約定返済額が決定されます。例えば、借入残高が30万円以下なら毎月の返済額は7,000円、20万円以下なら5,000円、といったイメージです。返済が進み借入残高が少なくなるにつれて、毎月の返済額が減少(変動)するため、フリーローンと同じ金額を借りたとしても返済期間が長期化してしまう場合があります。

その点、フリーローンは言わば1回借り切りタイプであるため、返済スケジュールが明確で最初に決まった毎月の返済額と返済総額は変わりません。ただし、金利体系が変動金利型の場合は将来的な金利変動で返済額が変わることもあります。

このようにフリーローンとカードローンでは特徴が異なります。それぞれのメリットとデメリットを理解した上で、ローンを検討するようにしましょう。

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Q.3フリーローンの審査とは?
A.3

フリーローンの審査では、主に収入の安定性や返済の確実性を確認します。ここでは3つのポイントについて解説していきます。

安定した収入
就業状況(勤務先・雇用形態・勤続年数・年収など)が審査のポイントです。雇用形態はパート・アルバイトの方でも申込みが可能な商品もありますので申込資格を確認してみましょう。勤続年数は制限を設けない金融機関も多くありますが、長いほど有利と考えられます。
他社での借入状況
現在の借入件数と借入残高の確認があります。返済負担率(年収に対する年間返済額の割合)が高いと返済能力に不安があると判断され、審査に通った場合でも減額される可能性があります。
個人信用情報機関の登録内容
金融機関は、加盟している個人信用情報機関に登録されたローンやクレジットカードの申込情報や契約内容、返済状況などの登録内容を確認します。延滞履歴や金融事故の情報が登録されていると、審査に通ることは困難と言えるでしょう。

なお、有担保型のフリーローンは担保価値も審査の対象となり、融資金額に見合うかを確認します。

審査結果回答までの期間は、無担保型、有担保型ともに1営業日~3営業日が一般的ですが、融資実行までには更に時間が必要となるため、借入希望日に間に合うよう余裕をもって申し込みしましょう。

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Q.4フリーローンを選ぶポイントは?
A.4

フリーローンを選ぶポイントには「金利」「借入可能額」「審査スピード」などがあります。ここでは、無担保型のフリーローンの場合で、それぞれのポイントについて確認していきましょう。

金利
同じ金額を借り入れた場合、金利が低いほど返済総額が少なく済むため、金利は重要です。固定金利型は変動金利型に比べ金利が高い傾向にありますが、返済終了まで毎月の返済額が変わらないため計画的に返済することができます。変動金利型は固定金利型と比べて金利が低く、当面の返済額を安く抑えることができますが、将来的な基準金利の動向によっては金利が上がる可能性があります。それぞれの特徴を考慮し、自分の考え方に合う金利体系を決めるとよいでしょう。
また、既に住宅ローンなどの他のローンを契約している場合や、別の条件を満たしている場合に、金利優遇制度のある商品もあります。取引のある金融機関の情報を確認してみるとよいでしょう。
借入可能額
「必要な金額を融資してもらえるかどうか」は大切なポイントです。「最大500万円」と表示されている場合でも、500万円を必ず借りられるわけではありません。実際の借入金額は、「審査の結果によって決められる」ということを押さえておきましょう。借入金額が大きくなるほど返済負担も増えますので、無理な借り入れは避けるようにしましょう。
審査スピード
審査結果の回答までは1営業日~3営業日が一般的です。最近では多くの金融機関で、申し込みから審査、融資実行までWebで完結できるため、借り入れまでにかかる期間が短縮されていますが、審査から借り入れまでにかかる期間は、金融機関によって異なります。急いでいる場合には、審査スピードに注目してみるとよいでしょう。

フリーローンは金融機関や商品によって特徴がそれぞれ異なります。よりよい条件で借り入れをするために、大口の資金調達が可能で比較的低金利な有担保型のフリーローンを選択することもひとつの方法です。自分が重視するポイントを絞りたくさんの商品を比較検討することが重要です。

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Q.5フリーローンの返済シミュレーションは?
A.5

フリーローンの借り入れをする際には、事前にシミュレーションをしておくことが大切です。借入金額が同じでも金利や借入期間が異なると毎月の返済額や返済総額に差が出ます。それでは、借入金額100万円のケースで2つのパターンを試算してみましょう。

シミュレーション条件

固定金利型、元利均等返済、ボーナス返済なし

金利が異なるパターンの返済額シミュレーション

  • 100万円を金利8.0%で5年間借り入れ
  • 100万円を金利10.0%で5年間借り入れ
借入金額 金利(年率) 借入期間 毎月返済額 返済総額
100万円 8.0% 5年 20,276円 1,216,551円
100万円 10.0% 5年 21,247円 1,274,781円

借入期間は同じですが金利が2.0%違うことで返済総額が58,230円変わります毎月の返済額の差は971円と小さめですが、数年かけて返済していくことを考えると金利の大切さが分かります。

借入期間が異なるパターンの返済額シミュレーション

  • 100万円を金利10.0%で4年間借り入れ
  • 100万円を金利10.0%で5年間借り入れ
借入金額 金利(年率) 借入期間 毎月返済額 返済総額
100万円 10.0% 4年 25,362円 1,217,381円
100万円 10.0% 5年 21,247円 1,274,781円

借入期間を1年短くすると毎月の返済額が4,115円増えますが、返済総額は57,400円少なくなります。早期の全額返済と返済総額の軽減を図るため、借入期間の短縮を検討してみましょう。

なお、ほとんどの商品で金利に幅があります。例えば、2%~14%というような表示の仕方がされていますが、実際に適用される金利は借入金額や審査の結果によって決められ、必ずしも下限金利が適用されるとは限りません。そのため、事前にシミュレーションする際には下限金利よりも上限金利で試算するとよいでしょう。

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ADVICEフリーローンのよくある質問にファイナンシャルプランナーが回答

Q.1フリーローンを利用した方が良いのはどんなケースですか?
A.1

教育ローンやマイカーローン、住宅ローンなどのように資金使途を限定した目的別ローンで該当するものがない場合、フリーローンを利用することになります。使い道は自由なので、さまざまな用途に利用できます。

金融機関では、多くの種類のローンを取り扱っていますが、フリーローンもその一つです。教育ローン、マイカーローン、住宅ローンのように特定の目的に合った専用ローンがありますが、資金使途を限定されずに利用したい場合は、フリーローンを選択するといいでしょう。

たとえば、家具・家電の購入費用、旅行代金、結婚費用、引っ越し費用など、複数の目的である程度まとまった資金が一度に必要になるケースなどは便利です。

また、教育に関連する費用は教育ローンで幅広く適用されますが、部活動にかかる費用は教育ローンの対象外というケースもあります。スポーツ系の部活動であれば、ユニフォーム代やシューズ代、合宿、遠征費用などがかかり、文科系の部活動でも音楽関係であれば楽器の購入など、かなりの出費となります。

マイカーローンに関しても、自動車やバイクの購入や、購入に関連した費用は対象となりますが、個人間での売買の場合は、マイカーローンは使えないことがほとんどです。住宅ローンでいえば、売買時の諸費用を込みで借り入れすることはできますが、新居で使う家具・家電の購入費用までは住宅ローンの対象とはなりません。

このように、目的別のローンでは対象にならない資金が必要になった場合にフリーローンを利用するといいでしょう。ただし、使途は自由ですが、事業用や投資用には使えないとするのが一般的です。

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Q.2カードローンではなくフリーローンを選ぶメリットは何がありますか?
A.2

カードローンは借入限度額の範囲内で繰り返し利用できるのがメリットですが、借入残高が減らず、返済がいつまでも続く可能性があるのがデメリットです。フリーローンは必要な金額を一括で借り入れし毎月返済していくのみなので、返済計画が明確で、管理がしやすいといえます。

カードローンもフリーローンも資金使途が自由なのは同じですが、借入方法、返済方法、返済期間などが異なります。

カードローンは、審査によって決められた借入限度額の範囲内であれば、何度でも借り入れをすることができます。借入限度額が100万円だとした場合、1回目は50万円借り、2回目は20万円借りる、というような使い方ができます。ただし、少額を繰り返し利用しているうちに、借入残高が増え、いくら借りているのかがわからなくなる可能性があります。また、返済期間が10年などと設定されているわけではなく、契約内容に応じた所定の金額を毎月返済していくことになります。毎月の返済額は少額でも、いつ返済が終わるのかがわかりにくいというデメリットもあります。

一方、フリーローンは、証書貸付型で1回の審査・契約で必要な金額を一括で借り入れします。返済期間は最長10年などと設定されており、元利均等で毎月返済していくので、返済管理がしやすいといえるでしょう。また、借入額の上限はカードローンよりも高めで、金利はカードローンより低めに設定される傾向にあります。追加で借り入れをしたい場合は、改めて申込み、審査が必要になりますが、借り過ぎを心配するのであれば、1度に決まった金額を借り入れするフリーローンのほうが、返済スケジュールを計画的に立てることができるでしょう。

どちらにもメリット、デメリットがありますが、使う目的が決まっていて、金利を抑えて計画的な返済をしたいならフリーローン。違う目的で複数回利用する可能性があるならカードローン。というように使い方によって選ぶといいでしょう。

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Q.3フリーローンの無担保型と有担保型の特徴を教えてください。
A.3

保証人や担保が不要な無担保型と不動産などを担保として提供する有担保型では、金利、借入可能額、諸費用などに違いがあり、借り入れまでのスピードも異なります。必要資金がどの程度なのかによって、どちらにするか検討するといいでしょう。

無担保型のフリーローンのメリットは、保証人や担保が不要で、借り入れまでのスピードが速いことです。手続きもWEBで完結できる金融機関も多く、早く融資を受けたい場合や、必要資金が多額でない場合に使い勝手のいいタイプのローンです。

土地や建物、マンションなどの不動産を担保にする有担保型のメリットは、多額の資金調達ができることです。金利は無担保型より低めに設定されるのが一般的で、返済期間を長くすることも可能です。

フリーローンの無担保型と有担保型の主な違い

無担保型 有担保型(不動産担保型)
担保 不要 土地・建物を担保にし、抵当権が設定される
審査スピード 担保が不要なため、審査が比較的早い 土地・建物の担保評価をされるため、審査に時間がかかる
金利 有担保型に比べて金利設定が高め。 土地・建物を担保とすることで、万一の場合も弁済されるため、金利設定は低め
返済期間 最長10年とする商品が多い 返済期間を長く設定でき、最長35年とする商品もある
借入可能額 10万円~1,000万円程度 100万円~1億円程度
諸費用
  • <保証料>金利に含まれるのが一般的。
  • <事務手数料>無料とする商品が多いが、数千円程度かかる商品もある。
  • <印紙代>借入金額に応じた印紙税がかかる。ただし、WEB契約の場合は不要。
  • <保証料>金利に含まれるのが一般的。
  • <事務手数料>借入金額に応じた定額(5.5万円や11万円など)か、定率(1.1%~2.2%程度)でかかる商品が多い。
  • <印紙代>借入金額に応じた印紙税がかかる。ただし、WEB契約の場合は不要。
  • <登記費用>借入金額に応じた登録免許税、司法書士への報酬が必要。

不動産を担保にすることでのメリットはありますが、担保評価をするために申込みから借り入れまでに時間がかかることや、万一、返済が困難になった場合には、担保物件を失うリスクもあります。また、担保設定するため、抵当権設定登記の費用(登録免許税と司法書士報酬)がかかります。比較的大口の借り入れになるため、ローン事務手数料や印紙税などの諸費用も多額になります。こうしたデメリットを理解したうえで利用するようにしましょう。

必要資金がそれほど多くなければ、無担保型でいいでしょう。金利は有担保型と比較し高めになりますが、短期間で完済することができるため家計の立て直しもしやすくなります。

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Q.4フリーローンの申込条件にはどのようなものがありますか?
A.4

一般的に契約時、完済時の年齢条件を満たすこと、継続した安定収入があることなどがあります。条件を満たせばパートやアルバイト、専業主婦でも申込み可能な商品もあります。

申込みにあたって、詳細な条件は金融機関や商品によって異なります。申込み時の年齢が20歳以上70歳以下程度までなどと年齢制限を設ける金融機関がほとんどで、継続した安定収入があれば、パートやアルバイトでも申込みできる金融機関も数多くあります。また、専業主婦の場合は、配偶者に安定した収入があるかどうかがポイントになります。申込み後、審査によって借り入れの可否が決まりますが、継続した安定収入を条件とする金融機関が多いため、単発契約でのアルバイトなどの場合は、審査がやや厳しくなると言えるでしょう。

審査では、過去に金融事故(返済延滞や債務整理など)がないか信用情報が重視されると考えられます。また、無担保型のフリーローンの場合、保証人は不要で、保証会社の保証が受けられることが条件となっている金融機関がほとんどです。他には、地方銀行や信用金庫の場合は、居住地や勤務地などが営業区域内であることを申込みの条件としているケースがあります。

有担保型(不動産担保型)のフリーローンも基本的な条件は無担保型と同様ですが、提供する不動産が担保に値するかどうかがポイントで、評価金額によっては、希望の借り入れができないケースもあります。

借り入れ時に必要な主な書類は、以下のとおりです。必要な書類は金融機関によって異なりますが、有担保型の場合は担保物件に関する登記書類を法務局(または出張所)に申請して取得しなければなりませんので、事前の確認はしっかり行うようにしましょう。

借り入れに必要な主な書類
  • 本人確認書類(運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなど)
  • 収入証明書類(源泉徴収票、公的収入証明書、納税証明書、確定申告書など)
  • 資金使途、必要金額が確認できる書類(購入予定の物の見積書など)
  • 借り換えで利用する場合は返済予定表など残高が確認できる書類
  • *印の書類は、借入条件などにより求められる可能性のある書類
有担保型の場合 担保物件に関する書類
  • 登記事項証明書(土地・建物の登記簿謄本)
  • 公図
  • 固定資産評価証明書
  • 既存借入に関する書類:返済予定表や残高証明など
  • *印の書類は、借入条件などにより求められる可能性のある書類
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Q.5フリーローンを利用する際の注意点を教えてください。
A.5

借り入れまで早くても3日程度、通常1~2週間程度かかるので、余裕をもって申込みをするようにしましょう。取引のある銀行であれば金利優遇のキャンペーンなどもありますので、商品を選ぶ際にチェックしておくといいでしょう。

最短で即日借り入れが可能なカードローンとは違い、申込みから審査結果の回答まで最短で1日、通常は3日程度かかります。さらに契約、借り入れまでに早くても3日程度、通常1~2週間程度かかるので、緊急に必要になる資金には向いていません。利用にあたっては余裕を持って申込みをしましょう。審査についても、カードローンに比べて厳しい傾向にあります。使っていないカードローンがあれば解約するなど、申込みをする前に借り入れ状況を整理しておくことが大切です。

金利タイプは、商品によって変動金利型固定金利型か決まっているものがほとんどです。変動金利型のほうが、固定金利型より金利設定は低めですが、返済途中に市中金利が上昇すると適用金利も上昇し返済負担が増える可能性があります。将来的な金利変動の可能性を考慮して、どちらの金利タイプを選択するか検討してみてください。また、住宅ローンの利用や給与振込などで取引のある金融機関であれば、フリーローンの金利優遇キャンペーンなどを行っているケースもありますので、まずは身近な金融機関の条件をチェックするといいでしょう。

適用金利は、返済能力など金融機関独自の審査によって決まりますが、借入金額が少ないと金利は高めに設定される傾向にあります。比較検討する際は、提示されている下限金利ではなく、上限金利をチェックし、返済シミュレーションを利用して毎月の返済額を確認しておきましょう。

有担保型(不動産担保型)のフリーローンを利用する際に注意が必要なのは、担保とする不動産評価によって、借入金額や金利が決まることです。不動産評価は路線価などを用いて評価額を算定するのが一般的で、借入金額は不動産評価額の6割~8割の掛け目で設定されることが多いようです。担保評価次第では希望の借入金額に満たない可能性もあります。

フリーローンは、貯蓄ではまかないきれず、一時的にまとまった資金が必要なときに利用するローンです。本当に必要な資金だけを借り入れ、できるだけ短期間で完済できるような返済計画を立てるようにしましょう。家計負担を抑えられるような商品選びが最も重要です。金利タイプ、返済期間、担保の有無による違いなど、比較検討して無理のない利用の仕方を考え、フリーローンを繰り返し利用することのないよう家計や貯蓄の見直しを忘れずに行うようにしましょう。

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伊藤 加奈子(いとう かなこ)

ファイナンシャル・プランナー。

大学卒業後、リクルート(現リクルートホールディングス)に入社。不動産、住宅、マネー情報誌の編集者、マーケティングプランナーを経て2003年独立。フリーランスで各種媒体のエディトリアルアドバイザーを務める。2013年沖縄移住後は、各種WEBサイトに不動産、ライフプラン、マネープランに関するコラムの執筆を中心に活動中。

2021年6月16日掲載

フリーローンの借り入れまでの流れ

使いみちが自由なフリーローンは、おもに銀行や信用金庫、労働金庫などの金融機関で取り扱われています。フリーローンの比較検討から借り入れまでの流れを確認しましょう。
希望条件を洗い出す

フリーローンの検討を始める前に、借入希望条件を洗い出しておきましょう。

利用目的や必要な金額、必要な時期、毎月返済可能な金額、返済期間、申込方法(店頭申込み、WEB申込み)など、希望する条件をはっきりさせておけば、条件に合うローンをピックアップしやすくなります。借り入れ後、無理なく確実に返済を続けられる金額や期間を事前に把握しておきましょう。

フリーローンを比較して選ぶ

借り入れの希望条件を洗い出せたら、各金融機関のフリーローン商品の情報を集めて比較検討しましょう。

金利を比較する際は、借入金額の利息に手数料などを加えて計算した「実質年率の数字を使います。金利は下限~上限の形で表示されています。下限金利で借りられるとは限らず、上限の金利が適用される可能性も考えておきましょう。また、キャンペーン中であったり、金利引き下げ条件(例:住宅ローンを借りている、給与振込口座がある)を満たしていたりすれば、優遇金利が適用される可能性もあるので、チェックしておきましょう。

「できれば将来、繰上返済を」と考えているなら、繰上返済や一括返済に係わる手数料などもチェックしておきたい条件になります。

さらに、それぞれのローンの申込条件を確認します。年齢や収入、勤続年数、居住地の要件など、明らかに申込条件の合わないローンは候補から外していきます。

仮審査に申込む

利用したいローンを絞り込めたら、WEBや電話などで仮審査に申込みます。一般的に仮審査の段階では書類の準備の必要はありません。

仮審査申込みの際に問われる項目は、下記などです。

  • 申込者の情報(氏名、生年月日、住所、年齢、性別、電話番号、勤め先など)
  • 今回の借入希望条件(借入金額、借入期間、使いみちなど)
  • 他社の借入状況(借入先、借入残高、年間返済額)
  • その金融機関の口座の有無

仮審査の結果は、電話やメールなどで通知されます。

本審査に申込む

仮審査に通過したら、フリーローンを正式に申込み、本審査に進むことができます。なお、仮審査がなく、本審査からスタートするフリーローンも多くあります。

本審査の際には手続き書類のほか、本人確認書類(運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなど)を提出します。借入希望額によっては収入を確認する書類(源泉徴収票・住民税課税通知書・確定申告書・課税証明書など)の提出も求められます。個人がお金を借りる場合には、貸金業法で「ある貸金業者から50万円を超えて借りるとき」「他の貸金業者から借りている分も合わせて100万円を超えて借りるとき」には、年収を証明する書類の提出が必要とされています。

書類や資料のやりとりは、店頭への持参、郵送のほか、パソコンやスマホを利用してアップロードできる商品もあります。

書類に不備や不足があると、再提出を求められたり、その郵送のやりとりに時間がかかったりして、審査期間が長くなってしまうので注意しましょう。

本審査の結果は、電話やメールなどで本人に通知されます。

フリーローンの契約

本審査に通過したら、借入金額や返済日などの内容を確認して契約します。

WEB完結の場合
WEBやアプリの画面で契約内容を確認し、必要事項を入力していきます。契約時に書類提出が求められた場合は、WEBやアプリからアップロードします。
郵送の場合
金融機関から送られてきた契約書類に記入・押印し、返送します。契約時に必要書類の提出が求められた場合は同封します。
店頭の場合
印鑑、通帳・キャッシュカードなど、本人確認書類(運転免許証など)、その他契約時に提出が求められた書類があれば持参し、契約書類に記入・押印して提出します。
借入金の受取り

ローン契約が成立したら、借入日に借入金が指定口座に入金されます。

入金されたら借入金をご自身の利用目的にあわせて使用しましょう。

私が書きました

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大林 香世(おおばやし かよ)

ファイナンシャル・プランナー(CFPR)、一級ファイナンシャル・プランニング技能士、DCプランナー。

大学卒業後、教育系出版社に入社、教材・雑誌編集などを担当。その後、独立系FP会社を経て、2000年春より独立系FPとして、ライフプラン全般の相談業務や雑誌・HPのマネー系コラムの執筆などを行っている。

2021年3月24日掲載

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