第472回
自分で返済をコントロール! おまとめローン活用法
- 収入にバラつきがあるため、月々の返済額が一定になるリボ払いを利用しています。返済額が明確なのでやりくりはしやすいのですが、いつ返済が終わるのかわからず、このまま続けていくことが不安になってきました。何かほかに方法はないでしょうか?(Kさん 27歳 会社員)
- 月々の返済額が一定となるリボ払いは、家計のやりくりがしやすい反面、いつまで返済するのか完済時期がわかりにくいというデメリットがあります。また、総返済額がわかりにくいため、ついつい使いすぎてしまうという傾向もあるので、おまとめローンに借り換えるなどして自分で借金をコントロールできるようにしましょう。
“リボ払い”の特徴を理解したうえで利用するかどうかを決める
クレジットカードやカードローンが身近になったおかげで、「貯めてから買う」から「買ってから払う」ということが簡単にできるようになりました。特に“リボ払い”を利用することで、高額なものを購入したときでも、家計に無理のない範囲で月々の返済額を抑えることができるため、欲しいものがすぐに手に入れやすくなってきています。
一方で本当に欲しいものかどうかを吟味せず、気軽に買ってしまうということもあるのではないでしょうか。買いやすさだけに意識が向いてしまい、返しやすいかどうかをきちんと把握しないまま利用している人が多くなっているようです。その結果、「いつ返済が終わるのかわからない」といったご相談が増えています。
“リボ払い”では、一定の借入額を越えない限り、月々の返済額は変わりません。そのかわりに返済期間が延びていくことになるため、「いつまでたっても返済が終わらない」ということに。また、返済日の異なるクレジットカードやカードローンを複数利用することによって、返済の管理に苦労している人も増えてきました。
このように“リボ払い”は、一見便利に見えても、その特徴を理解せずに利用し続けていると家計の負担になってしまいますので、ご自身で借金のコントロールができるように手を打ちましょう。
【参考リンク】
“おまとめローン”を活用して、自分で借金をコントロールする
そこで活用したいのが“おまとめローン”です。複数の借金をひとつにまとめることで返済日が月1回になり管理がしやすくなります。また、“リボ払い”とは異なり、完済時期が明確になるので「いつまでに」「いくら」払えば借金が無くなるのかも明確になります。そして、最も注目したいのが実質年率です。一般的に“リボ払い”の実質年率は15%程度と一定なのに対し、“おまとめローン”は利用する人の状況によって実質年率に幅があり、実質年率4%台という低い実質年率で利用できるものも。実質年率が低ければ、当然、それだけ支払う手数料も減ることになるため、家計への負担が軽くなります。
「お金を借りられる」ということは、“信用力”があってこそ。借りたものを約束通りに返すことで信用力は高くなっていきます。逆に約束通りに返さないと信用力をなくすことになり、将来的に自動車ローンや教育ローン、住宅ローンなどの大口の借り入れをするときに支障が出ることがあります。ですから、実質年率が低ければ返しやすいですし、返済日が月に1回であればうっかり返し忘れるということもなくなりますので、“おまとめローン”が利用できないか調べてみましょう。
【参考リンク】
おもしろいサービスのある“おまとめローン”
では、どのようにして“おまとめローン”を選ぶと良いのでしょうか?数多くの“おまとめローン”がありますので、「イー・ローン」の検索機能をぜひ利用してください。実質年率や借入可能額、最長借入期間などを一覧で比較できるため便利です。
また、中にはおもしろいサービスを行っている“おまとめローン”もありますのでご紹介しましょう。
イオン銀行 ネットフリーローン
インターネット限定商品のため、窓口に出向く必要がありません。また、100万円以下の融資の場合は原則「収入証明書」が不要ですので、忙しい方にとっては、時間や場所を選ばずに利用できて便利でしょう。
SAIS◎Nのローン百選『生活支援ローン』計画完済コース
借金を見直して生活を再生したいという人なら、このローンは画期的です。計画的に返済するために専任のアドバイザーがついて完済までサポートしてくれます。一人では借金をうまく返せないという人にとっては心強いサービスです。
東京スターおまとめローン
また、ある程度の貯蓄はあるものの借金の返済には回せないという人なら「東京スターおまとめローン」を検討してみてはいかがでしょうか。「預金連動」というサービスがあり、預金残高と同額分には手数料がかかりません。つまり、その部分に関しては金利ゼロということになります。
このように“おまとめローン”はさまざまなサービスがありますので、ぜひご自身に合ったものを探してみてください。