第392回
SBIグループのサービスを使えば使うほどオトクなクレジットカード
- 株取引や預金、保険などの金融商品は、低コストで金利が高いネット系の金融機関をおもに利用しています。最近、特定の金融機関と取引をしているとポイントがたくさんもらえるクレジットカードが発行されたと聞いたのですが、その特徴を教えてもらえませんか?(男 30歳)
- クレジットカードを選ぶポイントは、年会費、サービス内容、ポイント還元率、補償などの他にも、生活スタイルや買い物のしかた、行動範囲などさまざまなものがあります。先月、10月25日には、特定の金融機関等との取引があればポイント還元率がアップする「SBIカードPlus」というクレジットカードが新しく発行されました。SBIのグループ企業と取引をしている人や、これからそうしようと思っている人にとってはメリットのあるカードになるかもしれません。
SBIグループ企業との取引状況やショッピングの利用金額でポイント還元率がアップ!
「SBIカードPlus」 はVISAを付帯した年会費永年無料のクレジットカードで、指定のSBIグループ企業との取引状況や6ヶ月間のカード利用金額によってポイント還元率が変動する仕組みが取り入れられています。取引する会社の数が多ければ多いほど、また、カード利用金額が多くなるほどポイント還元率がアップし、最大では2.3%になります。
SBIグループ企業とは、以下の5社です。
- ■ SBI証券
- ■ 住信SBIネット銀行
- ■ SBI損保
- ■ SBI住宅ローン(SBIモーゲージ)
- ■ ウォールストリートジャーナル
これらの会社との取引数等に応じて0~5の6段階のレベル(SBIレベル)が設定されています。
一方、6ヶ月間のカード利用金額も、「20万円未満まで」から「300万円以上」まで、6段階のレベルに分けられています(ショッピングレベル)。
SBIレベル=0、ショッピングレベル=0の場合、ポイント還元率は最低で0.8%。
ポイント還元率が最高の2.3%になるのは、SBIレベル=4以上、ショッピングレベル=5のとき、あるいは、SBIレベル=5、ショッピングレベル=3以上のときです。
「還元ステージマップ」や、SBIレベルとショッピングレベルの決定方法をみると、自分だったらどれくらいのポイント還元率になるか、見当をつけることができます。
たまったポイントは、シンプルに「現金」に交換
たまったポイントは、5,000ポイント単位で現金5,000円に交換することができます。
ポイントが現金にだけ交換できる点は、多様で複雑な交換方法がある他のクレジットカードとくらべると、シンプルでわかりやすい仕組みになっています。
ただし、ポイントには有効期限があります。付与された月の月末から1年が経過すると消滅してしまうので、注意が必要です。
現在は、入会キャンペーンで7,000ポイントが獲得できる!
2011年1月31日までにカードの申し込みをすると2,000ポイント、その後2011年3月31日までに10,000円以上のショッピング利用をすると5,000ポイント、合計7,000ポイントが貯まるキャンペーンが実施されています。
SBI証券はネット証券の最大手。住信SBIネット銀行は、他行への振込手数料が月3回まで無料、また、コンビニATMなどでの引出しが月5回まで無料であることなどで人気を集めているネット専業銀行です。最近ではネットローンも金利年3.5%~と大手銀行に対抗して商品をリニューアルしたみたいです。SBI損保は、自動車保険の保険料の安さなどが評価されており、SBI住宅ローン(SBIモーゲージ)は低金利で競争力のあるフラット35という住宅ローンを取り扱っています。これらの金融機関等と取引をしながら、クレジットカードの利用料金に応じて高還元率のポイントをゲットし、たまったポイントの現金への交換を繰り返せば、「SBIカードPlus」を上手に使いこなしてメリットを享受することができます。