第205回
車を売るときに利用できる自動車ローン
- 転勤することになり、車の売却を考えています。購入時にディーラーで組んだ自動車ローンをまだ返済中なのですが、車を売ることはできますか?(静岡県 KTさん)
- 売却代金や新たなローンなどで、現在のローンを完済すれば、車の売却は可能です。
ローンの残る車は、売ることができない場合がある
自動車ローンは、銀行等の自動車ローンと、ディーラーや信販会社のクレジットの2種類があります。銀行等の自動車ローンを利用している場合は、車は購入時から本人名義になるので、ローンを完済しなくても売却は可能です。
しかし、KTさんのように、ディーラーや信販会社などで扱われている自動車ローン(クレジット)を利用している場合には、返済中は、車の名義は信販会社などになっています。したがって、車を売るなら、ローンを完済することが必要になります。(→参考:「自動車ローンの選び方」)
車が高く売れて、車の売却代金だけでローンを完済できるようなら問題ありません。問題は、車の売却価格よりローンの残債が多く、完済のために使える自己資金もない場合ですね。その場合は、あらたにローンを利用することで、車を売却することができます。例えば、ローンの残債が100万円、査定価格が50万円だったならば、差額の50万円を新たに借り入れて、ローンを完済するわけです。
車の残債の返済に使えるローン
イー・ローンでご紹介している住商ポケットファイナンスの「おくるま残債精算ローン『すっきりプラン』」は、ローン返済中の車の売却の際に利用できるローンです。車の査定金額よりも、ローン残高が高い場合に、完済のために必要な不足分を借りることができます。来店不要で審査期間も最短30分程度と手続きもスムーズ。コンビニATMで随時繰上返済できるので、手元にない車のためのローンを早く終わらせたい場合にも便利です。なお、車を買い替える場合でも、このローンで次車購入資金を合わせて借りることもできます。
車がなくても困らない地域であれば、車の便利さよりも、駐車場代やガソリン代、税金などの維持費負担のほうが重く感じられるもの。ローンをうまく利用して、転勤先での新しい生活をスムーズにはじめられるとよいですね。