第151回
車の修理に使える自動車ローン
車のある生活は、便利で楽しいものですが、ヒヤッとすることもありますよね。ヒヤっとして故障がわかったり、事故になってしまったりしたとき、必要になるのが修理費用です。思わぬ出費に慌ててしまいがちですが、自動車ローンには車の修理にも使いやすいものもあります。いつ必要になるかわからない費用ですから、あらかじめチェックしておいてはいかがでしょうか。
金利3%台のローンも
ただでさえ懐に痛い修理費用にかかる利息は、できるだけ節約したいものです。車の修理にはクレジットカードが使える場合もありますが、分割払いやリボ払いを利用すると、十数%の利息がかかります。店頭でサインするだけなので利息負担を忘れがちですが、利息のかからない一回払いの場合は別として、慎重に利用したいものです。
一方、自動車ローンの場合は、金利優遇キャンペーンを行っている商品もあり、利息3%台の商品もあります。たとえば、 武蔵野銀行の「マイカーローン(すいすいマイカーコース)」は、3月31日まで金利優遇キャンペーン中で、通常4.75%(変動金利)が3.5%。武蔵野銀行で住宅ローンを延滞なく返済していればさらに0.5%優遇されます。また、関西アーバン銀行の「パーソナルローン(マイカーアシスト車購入型)も、3月31日まで金利優遇キャンペーン中で、通常3.9%(変動金利)の金利が3.5%に。審査も即日回答なので、急に修理代が必要になった場合にも対応しやすいでしょう。
車の修理代はいつ必要になるかわかりませんから、金利が低くて有利なローン、審査期間が短くて突然の故障などにも対応できそうなローンなどをチェックしておくと安心ですね。給与振込や年金振込み、公共料金の引き落とし、住宅ローン返済中等、その金融機関とのつながりが深いと金利優遇される場合も多いので、ローンの詳細をみて優遇内容も詳しくチェックしておきましょう。
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自動車保険の内容も確認を
なお、車の故障・修理に備えてローンを検討するなら、自動車保険の加入内容もチェックしておくとよいでしょう。事故で修理が必要になった場合にどんな補償があるのかのチェックはもちろんですが、現在何等級※でどれくらいの保険料なのかなどを確認しておきましょう。というのも、車両保険に入っていても、その後の保険料負担のアップなどを考慮して、保険を使わずに自腹で修理費用を出してしまう場合があるからです。「○万円までなら自分で負担、それ以上なら保険を使う」と大体の目安を決めておけば、事故での故障・修理の際、自動車ローンを組むときにも考えやすいでしょう。
※ 自動車保険(任意保険)の等級別料率制度
無事故を続ける優良ドライバーは毎年保険料が安くなり、事故を起こし保険を使ったドライバーは保険料が高くなる制度。1~20等級あり、数字が大きいほど優良ドライバーで保険料は安い。
事故を起こして保険を使うと、1事故につき3等級下がり、保険料が上がる(事故の種類によっては等級据え置きの場合もある。また等級プロテクト特約を付けていれば据え置き)。したがって、翌年以降の保険料アップを考えると、長期的にみれば、自腹で修理費用を払ったほうが安上がりという場合もある。
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