第625回
ジューンブライドでかさむ費用。早めの情報収集で賢く節約する対策を立てておこう
- 最近、職場や学生時代の友人が結婚ラッシュで、ご祝儀や2次会の参加費、衣装代、故郷での披露宴の場合の交通費の負担が大きいのが悩みです。ボーナスは、もう使う予定が決まっているので臨時出費用の貯金もなくなるのではないかと心配です。このような急な出費に対応するにはどうすれば良いでしょうか?(Tさん 福岡県 28歳)
- 短い期間に披露宴の出席が続くと、おめでたいこととはいえ、お財布に響きますね。特に女性は、出席者が同じ顔ぶれの場合の衣装代も悩みの種です。なるべくお金を使わなくて済むように情報収集し、足りなくなった場合にどうするかの対策を今から立てておきましょう。
結婚式に出席するとどれくらいかかる?
ジューンブライドの季節を迎え、結婚式に呼ばれることが多くなったという女性のTさん。ご祝儀に加えて2次会の費用、遠方の場合は航空機や新幹線を使う場合の交通費、ホテルなどの宿泊費がかかる場合もあり、かなりの出費になりますね。
「ゼクシィ結婚トレンド調査2014」によると、招待客別の1人あたりのご祝儀額の平均は「友人」が3.0万円、「上司」が3.8万円、「親族」が6.4万円。また、2次会の会費は男性では8,000円~9,000円未満が22.2%で最も高く平均は6,000円、女性では7,000円~8,000円未満が20.0%で最も高く平均は5,300円だということです(株式会社リクルートマーケティングパートナーズ ブライダル総研調べ)。披露宴に加え2次会まで参加すると少なくとも4万円近くの出費となることがわかりますね。
衣装はレンタル。交通機関は早めの予約で割引を!
女性は、職場関係など、同じ顔ぶれの出席が続くと衣装代もばかになりませんが、レンタルを上手に利用すれば大幅に費用を減らすことができます。最近は、ネットで申し込めば指定した日時に自宅に届き、返却も宅配業者へ依頼するだけで済む結婚式用のドレスレンタルサイトがたくさんあります。一例では、購入すれば27,000円するドレスが5,000円程度でレンタルできます(筆者調べ)。小物やアクセサリーをセットすることも可能ですので、上手に利用して費用を節約しましょう。
また、遠方での披露宴に出席する場合は「お車代」として半額程度の交通費が出ることもありますが、全く出ないことも考えられます。出席するなら交通費は余裕を持って見積もっておきましょう。交通手段が航空機なら日本でもLCC(ローコストキャリア)が普及し始めていますし、大手航空会社でも早めに予約すれば大幅な割引を受けることができます。また、新幹線ならネット限定の「スーパー早特きっぷ」(JR西日本)や、東海道・山陽新幹線の会員制ネット予約サービス「エクスプレス予約」を利用して早めに購入するとかなりお得になります。
資金が不足したらどうすればいい?
対策を立ててやりくりしたものの貯金が無くなり、やむを得ず次の給料までのつなぎ資金として少額を借りるのなら、カードローンを検討するのもひとつの手段でしょう。担保や保証人も不要で、申し込んだその日に融資が可能なカードローンもあります。また、来店も不要で借入額が少額なら運転免許証や健康保険証など身分証明書の提示のみで審査可が能なカードローンもあります。資金が不足しそうなら、返済しやすい金融機関のカードローンの申し込み方法や審査手順などを事前にチェックしておくと良いでしょう。
カードローンの利息は借りている日数に対して原則日割りで発生します。借りたい金額に対して実質年率の低いカードローンを探し、借入額を少なくして計画的に返済すれば利息は軽減できます。但し、生活費が不足するたびに追加借り入れをしてしまうと、いつのまにかカードローンに頼る生活になってしまう危険性があります。利用する場合は計画的に返済し、早くゆとりのある生活に戻れるようにしましょう。
返済期間 | 毎月返済額 | 利息総額 |
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6か月 | 17,379円 | 4,271円 |
5か月 | 20,731円 | 3,654円 |
4か月 | 25,760円 | 3,039円 |
(筆者作成)※毎月返済額、利息総額は参考値。最終月の毎月返済額は異なる場合あり。
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