カードローン

マイカーローン

住宅ローン

おまとめローン

ビジネスローン

教育ローン

不動産担保ローン

フリーローン

リフォームローン

その他のローン

第479回

帰省やレジャーで出費がかさんでしまったら?

毎年帰省やレジャーに使うお金は、夏のボーナスから必要な金額を準備していたのですが、今年は少し足りなくなりそうです。9月になれば定期預金が満期になって預金を引き出せるのですが、それまではどうしたらいいでしょうか?(D・Yさん 35歳 男性 会社員)
8月はお盆の帰省やお子さんたちとの夏休みのレジャーなど、何かと出費がかさむ時期ですから、予算をオーバーしてしまうこともありますよね。そんなときは、すぐに借り入れができるカードローンを一時的に利用してみてはいかがでしょうか。

カードローンは当日申込、当日中に借り入れができる

D・Yさんは、毎年の帰省やレジャーの際には事前に予算を決めて、ボーナスまたは貯蓄の取り崩しなどで対応しているそうです。計画的に行動できているので、すばらしいですね。今回は、予算をオーバーする見込みのようですが、どうやら貯蓄の取り崩しは定期預金の満期日の関係で難しいようですので、何か別の方法を考えないといけません。できるだけ予算内に収まるように再検討するのが一番だとは思いますが、返済の目処は十分ありそうですので、一時的にお金を借りるという選択肢もあると思います。このような場合、来店不要で当日中に契約・指定口座振込によるカードローンなら、時間と手間をかけずにお金を借りることができます。

カードローンは、必要書類の画像を携帯やパソコンのメールで送信、あるいは、コピーをFAXで送信するなど、審査手続時間の短縮を実現しています。借入金額が少額の場合は収入証明書の提出が不要なローンもあります。申し込んだ当日に指定口座へ振り込んでもらうには、14時か14時30分には手続きが終了していなければなりません。申し込む前に、必要書類を用意しておくとともに、手続きがスムーズにいかないケースも考慮して早めの午前中に申し込むようにしましょう。

カードローンの特徴をおさらいしよう

カードローンについては、あまり良いイメージをお持ちでないかもしれませんが、D・Yさんのように計画的な利用ができるのであれば、カードローンはとても便利だと思います。カードローンの主な特徴を4つほど挙げてみました。

(1)資金使途自由

住宅ローンや自動車ローンなど、いわゆる目的別のローンを借りる際には、資金使途を証明する書類等が別途必要になるので、指定の書類を揃えるのが大変です。カードローンであれば、一般的には運転免許証をはじめとする本人確認書類や、源泉徴収票をはじめとする収入証明書があれば十分でしょう。

(2)限度額の範囲内であれば銀行やコンビニのATMでいつでも「借入」「返済」できる

繰り返し利用できるという点は、カードローン(極度貸付)ならではの特徴です。ATM手数料も今やほとんどの金融機関が「手数料無料」としています。

(3)実はクレジットカードの分割・リボ払いよりもオトク

「ローンなんて嫌だ」と言いながらクレジットカードで「分割払い」や「リボ払い」をしていたりしませんか?実はクレジットカードの「分割払い」や「リボ払い」はローンを借りているのと同じで、利用金額と利用日数に応じて「手数料」がかかっています。クレジットカードの「手数料率」ですが、実質年率10%を超えるものがほとんどです。一方でカードローンの金利は、実質年率の下限金利で5%を下回るものが主流です。

(4)申込後、すぐに審査結果が分かる

せっかく意を決して申し込みをしたのに、審査回答に時間がかかってしまい、必要な時に借り入れができなかったら、役に立ちませんよね。カードローンでインターネット申込をした場合は、ほとんどその日のうちに審査結果が分かります。

カードローンで借りたお金はどんどん随時返済していこう!

カードローンの特徴を踏まえ、実際に選ぶ際は、利息負担を少なくするために実質年率はなるべく低いものを選ぶようにしましょう。各商品、利用限度額に応じて実質年率の幅がありますので、気になったローン同士を比較検討してみてください。

【参考リンク】

また、借りたお金は、通常であれば毎月決められた日に一定額を返済していくことになりますが、今回の場合は、9月に満期を迎える定期預金から返済分のお金を引き出して、臨時返済をしましょう。先ほども述べたように、臨時返済は手数料無料でできるので、余裕資金があるのであれば、どんどん随時返済をしたほうが最終的な利息負担額は少なくて済みます。カードローンの特徴を理解した上で、上手に活用し、楽しい夏のレジャーをお過ごしください。

私が書きました

小川 千尋 (おがわ ちひろ)

ファイナンシャル・プランナー。

1994年ファイナンシャル・プランナー資格取得。資格取得後、以前から携わっていた出版物の編集・執筆の経験を活かし、独立系ファイナンシャル・プランナーとして、マネー誌や一般誌、新聞、ウエブサイトなどのマネー記事の編集・執筆・監修などの執筆関連業務および個人のライフプランなどの相談業務、セミナー講師として活動。

※執筆日:2012年07月27日