第192回
年末の大きな出費に、便利なカードローン
- 年末にかけて大きな買物や、帰省などでいろいろ費用がかかりそうです。そのような場合にも役立つカードローンはありますか?
- クレジットカードの分割払いなどよりも、金利の低いカードローンがあります。
まもなくボーナスの季節。耐久消費財の買い替えや、帰省や旅行など出費がかさむ時期でもあります。クレジットカードの分割払いやリボ払いを利用する方法もありますが、実質年率は約12%~15%程度のところが多くなっています。カードローンの金利の方が低い場合もあるので、賢く利用しましょう。
実質年率7.0~12.0%のカードローン
「セゾンのローン百選セゾンファンデックスVIP」は、実質年率が最大でも9.8%で、居住用住宅を担保にすると金利優遇が受けられます(関東エリアのみ)。審査回答期間は2日程度かかりますが、来店不要で借入限度額は500万円までとなっています。「三井住友銀行のカードローン」は、来店不要、審査の回答が即日でスピーディな借入が可能です。借入額100万円以下の場合は実質年率が12.0%、借入額が100万円超200万円以下の場合は10.0%、200万円超300万円以下は8.0%となっています。「ソニーバンクカードローン」は、利用限度額に応じて基準金利が6.5~12.0%となっており、過去3ヶ月間の利用状況に応じて基準金利より優遇が受けられる場合があります。
仮に、30万円の買物をして12回払いで返済していく場合、実質年率14%のクレジットカードを利用した場合と、実質年率9.8%のカードローンを利用した場合とで、どのくらい利息が異なるか試算してみます。
実質年率 | 月々の返済額 | 12回合計 | 利息合計 |
---|---|---|---|
(1) 9.8% |
26,347 |
316,162 |
16,162 |
(2) 14% |
26,936 |
323,234 |
23,234 |
差額((1)-(2)) |
-589 |
-7,072 |
-7,072 |
このように、カードローンを利用した方が毎月約600円、12回で約7,000円利息が少なくなります。
ローンの利息は安心と時間を買うための費用
貯蓄はあるけど取り崩したくない、株式投資をしていてすぐに換金できないといったような場合にもカードローンが役立ちます。利息を払うのはもったいないと思うかもしれませんが、手持ち資金を確保しておくための安心料ともいえます。また、欲しいものや、やりたいことを先延ばしにせず、今すぐに実現するための費用=時間を先取りするための費用でもあります。
カードローンにはさまざまな種類があり、金利のほか審査回答期間や利用限度額、来店不要、返済方法などが異なります。イーローンのキャッシング/カードローン一覧では、優先したい項目に応じて並べ替えができるので、審査の回答までに数日かかっても金利が低いローンがいいか、限度額が多いほうがいいかなど自分が優先したい項目から選ぶといいでしょう。