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第1072回

給料日まで短期間だけカードローンを利用したい!利息はいくらになる?

社会人1年目で1人暮らしをしています。なかなか貯蓄ができず、急な出費があり給料日までお金が持ちません。今回、初めてカードローンを利用しようと思うのですが、金利が高いといわれているので返済できなくなったらどうしようかと心配です。(Tさん 23歳 会社員)
カードローンでも短期間の利用であれば利息の負担はそう大きくなりません。必要な金額だけ借り、なるべく早く返済できるよう計画を立てて利用すると良いでしょう。

カードローンの金利が高い理由は?

何かと出費がかさむ社会人1年目。しかも1人暮らしだと最近の物価高の影響もあり生活費の負担も大きいでしょう。給料日までの短期間とはいえ初めてのカードローンの利用、利息の負担が気になりますね。

カードローンは金利が高いといわれますが、金利とは「お金の使用料」です。カードローンは担保や保証人が不要で、契約した限度額の範囲内なら何度でも借り入れが可能です。また、住宅ローンやマイカーローンのように使途が決まっているローンではなく、生活費やレジャー費、医療費などに自由に利用できます。このような理由で金利は高めとなっているのです。

カードローンは銀行や信用金庫、クレジット会社、消費者金融などで取り扱っていますが、金利は「1%~15%」のように幅があり金融機関によって異なります。実際に適用される金利は、限度額の大きさや借りる方の信用度等によって決まります。一般的には限度額が大きくなると適用金利は低くなりますが、だからといって必要以上に限度額を大きくするのはおすすめできません。

短期間の利用であれば利息の負担は抑えられる

カードローンは金利が高めとはいえ、ネットでも申込み可能で審査がスピーディですので、急な出費や手持ち資金の不足に一時的に備える場合には利用しやすいというメリットがあります。

利息の負担を抑えるには、早めに返済することが重要です。金融機関の商品説明で表示されているカードローンの金利は1年あたりの金利であり、短期間で利用する場合、日割り計算されます。事例として、少額を短期で借りる場合の利息額を計算してみましょう。

借入金額 金利(年) 借入期間 利息額
5万円 15% 1週間(7日間) 144円
1か月(31日) 637円
10万円 1週間(7日間) 288円
1か月(31日) 1,274円

※利息額=借入金額×金利(年)×借入日数÷365日で算出。利息額は1円未満切り上げ

このように、少額かつ短期間の利用であれば、利息の負担も抑えられます。給料が入ったら早めに返済すれば、そこまで利息の負担を心配する必要はないでしょう。

短期間だけカードローンを利用する場合の注意点

短期間だけの利用ならカードローンの利息の負担は抑えられますが、金融機関によって金利は異なりますので、なるべく金利の低いところを選ぶと良いでしょう。

カードローンは限度額の範囲内なら繰り返し何度も借りることができるのも特徴です。少額の借り入れでも繰り返し利用すると利息の負担も大きくなってしまうので注意が必要です。

今回はやむを得ず利用するとしても、必要な金額だけにとどめて借り過ぎないようにし、給料が入ったら早めに返済しましょう。また、今後は生活費を見直して少しずつでも貯蓄をし、急な出費にも対応できるようにしましょう。

【参考リンク】

私が書きました

福島 佳奈美 (ふくしま かなみ)

ファイナンシャルプランナー(CFPR)。

大学卒業後、情報システム会社で金融系SE(システムエンジニア)として勤務し、出産を機に退社。子育て中の2006年にファイナンシャルプランナー(CFPR)資格を取得する。その後、教育費や保険・家計見直しなどのセミナー講師、幅広いテーマでのマネーコラム執筆、個人相談などを中心に、独立系FPとして活動を行っている。

※執筆日:2024年03月22日