第250回
マイカー購入時に、販売店から勧められるローンしか使えない？
- 新車購入を検討中です。販売店から勧められているローンがありますが、そのローンを使わなければならないのでしょうか？（大阪府、TMさん）
- 広くローン選びをして、少しでも有利なローンを利用したいものです。
手間を惜しまず、本当に有利なローン選びを
販売店で利用できる自動車ローンは、自動車メーカー系列の信販会社などノンバンクによるディーラーローンと、販売会社が提携しているノンバンク系のものとがあります。ＴＭさんもそのいずれかを勧められているのではないでしょうか。結論からいうと、それらを「使わなければいけない」という縛りはありません。
それらのローンは、時期や車種によっては、キャンペーンなどで金利が大幅に低くなることもありますが、そうでなければ本当に有利なものかどうかはよく見極める必要があります。
最近は、銀行や信用金庫、信販会社、消費者金融、損害保険会社などが自動車ローンを扱い、商品も多様化しています。金利も異なるうえ、借入目的も車の購入代金のためだけでなく、車検や修理、自動車学校、免許取得などまで対応するローンもあります。
また、返済途中で全額繰上返済や一部繰上返済が可能なローンもあります。
ですから、ひと手間かけて、しっかり比較して選べば、もっと有利で自分に合った自動車ローンが見つかるかもしれません。勧められているものだけでなく、もっとお得で自分に合ったものはないか、チェックしましょう。
「来店不要」のローンなら時間や手間が省けます
メインバンクや近隣の金融機関の商品をチェックするほか、ローンの検索機能を活用して、ベストな商品を選びましょう。
検索機能では、住んでいるエリアによって使えるローンも異なります。
日立キャピタルや
損保ジャパンのように全国でほぼ利用できるものもあれば、地域が限定されているローンもあります。たとえば、大阪府在住のＴＭさんであれば、
関西アーバン銀行や
摂津水都信用金庫などの自動車ローンも候補に入ってきます。
ちなみに、200万円を5年間、固定金利3％で借りる場合と4％で借りる場合では、総支払額で5.4万円違ってきます。5％になると10.8万円の差に。少しの金利差でも数万円の違いになるので、手間は惜しまずにチェックしたいものです。
中には、自分に合ったローンやより有利なローンが見つかったとしても、手続きをするのが大変そうと二の足を踏む人もいるでしょう。できるだけ楽なものを、といいうのであれば、「来店不要」のローンであれば、時間や手間を省くことが可能です。
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