カードローン

マイカーローン

住宅ローン

おまとめローン

ビジネスローン

教育ローン

不動産担保ローン

フリーローン

リフォームローン

その他のローン

第175回

自動車ローンならではの金利優遇に注目

子どもが生まれるので、大事に乗ってきた愛車を買い換えようと思っています。なるべくお得に自動車ローンを借りる方法を教えてください。(千葉県 N・M)

低金利で、さらに優遇サービスの受けられるローンを探してみましょう

子どもが生まれるとなると、ベビーカーが乗せられて、開け閉めがしやすくて、安全性が高くて…と、車に求める条件が変わって、車の買い替えを考える方は多いでしょう。しかし、ただでさえ、出産費用、養育費と出費が増える時期。ローンを組んで車を買うなら、家計を圧迫しない、金利負担の少ない借り方をしたいですね。

低金利で利用しやすいローンをピックアップ

まずは、低金利で利用しやすいローンをいくつかピックアップしてみましょう。イー・ローンのサイトでは、実質年率(支払利息のほか、手数料や印紙代、保証料などの全ての支払いの合計額を年率で換算したもの)、借入可能額、借入期間、審査期間、来店の要・不要などで並べ替えて、比較検討することができます。 (自動車ローン

この段階では、多少金利は割高でも、利用しやすいローンは候補に入れておくことがポイント。金利優遇などが利用できれば、あなたにとっては一番の低金利になる可能性もあるからです。また、金利体系は、現在のような金利上昇期には、固定金利のものが安心できるでしょう。

自動車ローンならではの金利優遇に注目

いくつかローンがピックアップできたら、詳細な条件をみていきます。ここで注目するのが、「金利優遇」「金利優遇の条件」の欄。条件が満たせれば、有利にローンを利用できます。たとえば、 日立キャピタルの自動車ローン は、所有車の下取りサービスの利用で0.2%の金利優遇が受けられます。事故車や廃車になるような車は下取りの対象になりませんから、「大事に乗ってきた」ことが生かせますね。

自動車ローンならでは、ともいえる金利優遇サービスを行っている金融機関は他にもあります。 紀陽銀行の「マイカーローン オプションプラス」は、SDカード(自動車安全運転センターが安全運転者に発行するカード。無事故・無違反証明書か運転記録証明書を申し込み、証明日以前に1年以上事故・違反等の記録がない場合にもらえる)所持者やゴールド免許所持は金利優遇0.25%、購入する車が低公害車の場合も0.25%の金利優遇の対象となります。 八千代銀行の「マイカーローン愛車ライフ(変動金利型)」 は、優良ドライバーであるか、自動車保険の割引率が60%の方は0.5%の金利優遇があります。

期間限定のキャンペーンも見逃さない

期間限定の金利優遇キャンペーンを行っているローン商品ももちろんチェックします。たとえば、 関西アーバン銀行の「マイカーアシスト車購入型」 は、9月29日までに融資が実行された場合、変動金利タイプは実質金利が0.4%割引に、固定金利タイプは返済期間が5年以内の場合実質金利が3.75%になります。

そのほか、銀行・信金のローン商品には、給与振込み、公共料金の引き落とし等の金融機関との取引内容によって金利が優遇されるものも多くあります。

その他の条件も確認して、シミュレーションも

その他の詳細条件もしっかりチェックしておきましょう。特に、金利負担をなるべく抑えるなら、ボーナスなどでの一括返済や一部繰上返済(臨時返済)を考えておきたいものです。臨時返済ができるか、手数料はかかるのかなどの条件をチェックしておきましょう。

条件のよいローンが絞れてきたら、金利のシミュレーションを。借入金額、返済回数などの条件を入れ替えて、金利負担の違いを確認しておきましょう。ローンは返済期間が短いほど、毎月の返済額が多いほど金利負担は少なくなります。なるべく早くローンが返せて、家計を圧迫しない「返済額」を考えておきましょう。 (ローンシミュレーション)

<100万円借りた場合の返済例>
金利 返済回数 毎月の返済額 総返済額
3.5%
12回
84,922円
1,019,060円
24回
43,203円
1,036,865円
36回
29,302円
1,054,875円
4.0%
12回
85,150円
1,021,799円
24回
43,425円
1,042,198円
36回
29,524円
1,062,863円

(元利均等返済・毎月返済のみ・ボーナス返済なし)

お子様といっしょに過ごす楽しいカーライフのために、ローン検索サービスなどをうまく活用して、お得なローンを見つけてください。

私が書きました

大林 香世 (おおばやし かよ)

ファイナンシャル・プランナー(CFPR)、一級ファイナンシャル・プランニング技能士、DCプランナー。

大学卒業後、教育系出版社に入社、教材・雑誌編集などを担当。その後、独立系FP会社を経て、2000年春より独立系FPとして、ライフプラン全般の相談業務や雑誌・HPのマネー系コラムの執筆などを行っている。

※執筆日:2006年07月12日