マイカー購入費用はどうする？自分に合った借り方をしっかり比較！

自動車を購入する際のローンの選択肢

自動車を購入するための自己資金が不足する場合は、ローンを活用することになります。金融機関で借りるマイカーローン（自動車ローン）、自動車販売店（ディーラー）で申込むディーラーローン、残価設定型ローン（クレジット）のいずれかを利用するのが一般的でしょう。

銀行や信用金庫などの金融機関で借りるマイカーローンは、自動車の購入をはじめ、車に関連する資金まで柔軟に対応可能なローンです。比較的低金利で借りることができ、返済期間は6か月程度から15年程度まで幅広く設定可能です。

ディーラーローンは、ディーラーで車を購入する際に提供されるローンです。ディーラーの関連会社や提携信販会社のローンのため、手続きが簡単なことがメリットですが、金利は金融機関のマイカーローンより高いでしょう。

残価設定型ローン（クレジット）もディーラーで申込むローンです。返済期間は3年、5年が一般的です。車の価格から返済期間後の残価（残存価値）を差し引いてローンを組むため、毎月の返済額を抑えることができます。返済期間中の車の所有権はディーラーにあり、最終支払い時に(1)車を返却する、(2)残価を下取りにして新車に買い換える、(3)残価を支払って自分の所有物とする、(4)残価分を新たなローンで支払う、のいずれかを選択します。

毎月の返済額と返済総額の違いは？

それぞれのローンで、毎月返済額と返済総額がどのようになるか比較してみましょう。借入金額を200万円、借入期間5年、ボーナス返済無しとします。

* イー・ローン「マイカーローンのこだわり返済額シミュレーション」より

** 株式会社日産フィナンシャルサービス「クレジットシミュレーション」より

*** スズキファイナンス「残価設定クレジット計算」より（軽自動車の場合）

自動車購入時のローン選びの注意点は？

それぞれのローンで比較すると、返済総額はやはり低金利なマイカーローンが最も低いです。トータルでの金銭負担を抑えたいのなら、金融機関のマイカーローンを検討してはいかがでしょうか。複数の金融機関で比較し、なるべく低い金利で借り入れができるところを選ぶと良いでしょう。ただし、審査はディーラーローンより厳しい傾向にあり、審査結果の回答にも数日かかりますので、期間に余裕を持って申込みをしましょう。

残価設定型ローンは毎月の返済額は抑えられますが、ご自身で車を所有するためには、最終回に残価分の全額を支払う必要があります。そのため、資金が不足しないように注意しなければなりません。残価を下取りにして新車に買い換えることもできますので、ライフスタイルの変化に対応しやすい面もあります。

それぞれのローンの特徴を比較検討し、きちんと返済計画を立てて無理のない範囲で返済できるローンを選ぶようにしましょう。

【参考リンク】

• マイカーローンを探す・比べる・申込む
• FPからのアドバイス（マイカーローン）
• マイカーローンシミュレーション