第159回

医療関係の経営者が使えるローンって何?

個人で医院を開業しています。急な出費に使えるローンがあると聞いたのですが。
ビジネスをやる者にとっては資金繰りは非常に重要な鍵。支出は計画的に行いたいものですが、運転資金、設備投資、納税資金など時には思わぬ資金ショートもありうるでしょう。そんなときに、医院・病院を経営している方なら、法人・個人を問わず、診療報酬を担保に融資を受けることが可能な商品があります

イーローンでは、以下のように銀行ローン以外にその他の金融機関によるユニークな商品も比較ができます。

ユニマットグループのオリカキャピタルでは、次のように複数品揃えをしており、診療報酬・調剤報酬・介護報酬債権を担保として、迅速な融資を可能にし、事業関係の出費以外に、お子様の教育費やプライベートなど資金使途が自由なのも大きな特徴です。

診療報酬担保融資Plus
医院・病院経営者(個人・法人)を対象に診療報酬債権を担保として、最大で報酬の4ヶ月分の資金を融資
調剤報酬担保融資Plus
調剤薬局経営者(個人・法人)を対象に調剤報酬債権を担保として、最大で報酬の3ヶ月分の資金を融資
介護報酬担保融資Plus
介護事業の経営者(個人・法人)を対象に介護報酬債権を担保として、最大で報酬の2ヶ月分の資金を融資

なお、返済期間は、1ヶ月~5年(1~60回)で、元利均等返済か元金均等返済を選べ、金利は9.000 ~ 21.000% です(2006年3月現在)。

仮に500万円を融資してもらった場合、金利9%で5年返済なら、

・元利均等返済方式で、毎月返済が約10.4万円、総返済額は約622.7万円

・ 元金均等返済方式では、初回の返済額は約12.1万円、総返済額は約614.4万円

になります。(ローンシミュレーションもイーローンサイトで利用できます)

元金均等返済方式のほうが総返済額を抑えられますが、この商品では、繰上返済はいつでも手数料なしで可能と利便性も大。よって、元利均等返済方式でも繰上返済によって総返済額を軽減できるといえます。

通常の業務で借入を頻繁に当てにすることは、注意しなくてはいけませんが、急な事態に際してこのようなローンがあることを知っているといないのとでは、安心感が違うのではないでしょうか?

私が書きました

吹田 朝子 (すいた ともこ)

ファイナンシャル・プランナー(CFPR)、一級ファイナンシャル・プランニング技能士、企業福祉管理士。

1989年一橋大学卒業後、生命保険会社に入社し、企画・予算管理を経て1994年に独立。TV「発掘!あるある大事典」「株式ワイドオープニングベル」などにも出演。「ステキなマネープランニング(ハルアンドアーク出版)」など著書多数。相談業務、セミナーなどでも活動中。

※執筆日:2006年03月22日