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ローン申込時の注意点

「お金が足りない」「○○がほしい」→手軽に借りられるローンをすぐに申し込む、という行動をとりがちですが、申し込む前にちょっと一呼吸。下記のような点に注意して、上手な借入を心がけましょう。

ニーズに合ったローンを選ぶ

まずは、目的に合ったローンがあるかどうか探してみましょう。住宅ローンや教育ローン、マイカーローンのような目的別ローンの利用ができれば、使途の制限がないフリーローンより一般的に金利が低い、融資額が大きいなどのメリットがあります。ただし、金融機関によって適用金利などが異なるので、各金融機関のローン商品を比較して選ぶことが大事です。固定金利、変動金利など、金利の種類などにも気をつけて、利用するローンを絞り込みましょう。

住宅ローンの選び方
目的別ローンの選び方
マイカーローンの選び方
教育ローンの選び方
カードローンの選び方
不動産担保ローンの選び方
ビジネスローンの選び方

借入条件をチェック

金融機関ごとに、またローンの種類ごとに審査の基準があります。まずはご自身が借入を希望するローンの借入資格に該当するかどうかのチェックをしてみましょう。

<主な条件>

  • 借入時年齢 ・・・ 一般的に20歳以上65歳未満が多い
  • 完済時年齢 ・・・ 返済期間が長いローンなどにはこの条件がついている場合あり
  • 年収 ・・・ 前年度の年収
  • 返済負担率 ・・・ 借入後の返済額が前年度年収に占める割合
  • 居住地等 ・・・ その金融機関の取り扱いエリア内であるかどうか

なお、上記の条件に合致していても必ずしも借入できるとは限りません。最終的には金融機関の審査次第ですので、ある金融機関で断られた場合でも他の金融機関では融資可能という場合もあります。どうしても借入れが必要な場合には、複数の金融機関にあたってみるとよいでしょう。

「返せるローン」かチェック

ローンは「借りられるかどうか」以上に、「返せるかどうか」が大事。借入額とローン商品が絞り込めたら、次は、ローンシミュレーターを利用して年間返済額を計算しましょう。具体的な返済額が出ますので、自身の家計と照らし合わせて無理なく返していけるかどうか、しっかり確認しましょう。

別のローンを借りている人は注意

これからローンを借りる人が既に別のローンを借りている場合は、トータルでの返済負担率も審査のポイントになります。一般的に無担保ローンの場合、借入総額 (既に借りている分も含む)が税込み年収の50%以内で、総年間返済額が年収の40%以内であることが目安となります。なお、改正貸金業法により、貸金業者からの借入が年収の3分の1を超えるのを原則として禁止する規制(いわゆる総量規制)が施行されています。今借りているローンの洗い出しをして、念のため確認しましょう。
また、ローンやクレジットで自身の信用情報を確認してみたい人は、個人信用情報機関に問い合わせてみてもいいでしょう。

以上のようなチェックを終えれば、後はローンを申し込むだけ。決定したローン商品の申込みを行いましょう。